Fate/Grand Order 6.5章直前の所感。あるいはパツシィの哀歌
はじめに。6章面白かったなぁ
明日、fgo 2部6.5章が開始となります。
それに向け、12月に入ってから、今まで放置していた6章のアヴァロン・ル・フェを慌てて仕事中も攻略し、つい昨日クリアしました。
実を言うと、1部が終わってからのfgo についてはあまりモチベーションがわかず、2部6章についてもなかなかやる気が出ない状態でした。
なぜモチベーションがわかないかというと、ぶっちゃけ1部以降のストーリーが嫌いだったのです。
特に2部に入ってからの話がダメで‥
そんなモチベーションがわかない状態だったので、「そろそろ6.5章はじまるし、めんどくさいけどクリアするか」ぐらいの感じでやり始めたのですが‥
めちゃんこおもしろかったです。
いやぁ、びっくりした。久しぶりに先が気になって仕事中でもお構いなく夢中でやってました。リモートワークバンザイ
で、昨日クリアして、いやぁ6.5章が楽しみだなぁと思っていたんですが、6章開始前後のモチベ落差が高飛車なみに差がある自分にドン引きしそうなので、気を静める意味も込めて、ちょっと原因について考えてみたいと思います。
注意
この先、ネタバレがあります。
また、fgoの特に2部1章における俺の思ったこと(実質ただの愚痴)があります。
人によっては気分を害すかもしれません。
それを承知の上のかたのみ、ご笑覧下さい。
モチベーションが下がった原因。それは2章1部
そもそも、なぜ2部でモチベが下がったかというと、2部1章の話が俺は嫌いだったのがそもそもの原因のように思います。
2部1章というと、「永久凍土帝国アナスタシア」。その過酷な環境で生存するため、「強食」がルールとなった世界のお話でした。
1部のカルデアが経験した戦いは、人類を絶滅から救うための闘いで、少なくともそこに戦う理由は不要でした。
戦う対象は「過去の歴史」。
過去改変を許せば人類絶滅が確定してしまうため、個人個人の闘いに対する思いは別として、根本的に戦う意味は、人類絶滅の阻止といういわば絶対正義だったのです。
しかし2部に入ってから、戦う対象が変わってしまいます。
戦う対象は「平行世界」。そしてここが重要なことなのですが、負けても基本的に人類絶滅するわけではありません。(なかったよね…?)
もちろん、在り方や文明のカタチは我々の知る姿とは変わってしまいますが、すでに一つの世界として成立し、知的生命体が生活を営んでいる世界を否定し、殲滅する戦いになりました。
つまり、絶対正義ではなく、それぞれの世界の生存を賭けた、お互いの正義がぶつかる戦いになったのです。
主人公は齢‥何歳かは知りませんが、白紙化地球を生き延びた数少ない人間として、また、実力行使を行う人間として…つまりそれは、最後にトドメを刺す人間として、一つの世界/文明を相手に、「我々の方が優れている」「お前たちは滅べ」と突き付ける役目を負うことになりました。あらためて考えるとマジでひどい話だ。
ひどい話だとは思うのですが、同時に2部の見せ場の一つだと思うのです。
違う可能性を持った別の世界と、汎人類史の差を比較する戦い。当然、汎人類史が素晴らしく、異聞帯が劣るという話ばかりでは済まないでしょう。異聞帯の方が素晴らしい世界だったという話もあるかもしれません。
そんな異聞帯で、傷つきながら、それでも自分たちの正しさを叫び、お互いの正義をぶつけ合う。
そんなお話をみれると思っていました。がーー
パツシィ
2部1章のキーパーソンは誰かと言われれば、パツシィだと思います。
初めての異聞帯で、カルデア一行と行動を共にする、異聞帯の文化・生き方を象徴する存在。
典型的なヤガと評され、そして最後には主人公を奮い立たせる重要人物。
そして、俺のfgo に対するモチベーションを下げる直接的な引き金を引いた存在です。
俺はパツシィに対する扱い、ひいてはストーリーに納得がいかなくて、それでfgo モチベーションが下がったのです。
ここから2部1章のネタバレが入ります。
2部1章の最後、パツシィは主人公を庇い、こう言います。
初めて見た時、怒りを感じました。
2章1部の異聞帯では過酷な環境を乗り越えるために、魔獣と人間を合成し、「強いものだけ食べてよい。」というルールの世界です。
生きていく為に、他人への憐憫や同情を無くした世界だと描写されます。
そしてそれは、悪ではありません。
過酷な世界でなんとか生きようと、適応した結果です。
汎人類史と異聞帯の間に、本質的に優劣はないはずです。
なのに、「美しいのはそちらだから、生き残るべきだ」パツシィに言わせるのは違うんじゃないのか。と、俺は思ったのです。
パツシィは、典型的なヤガと評されながら、他人を気にかける、異聞帯ではちょっとズレた存在として描写されています。
父の言葉から、自分の世界に疑問を持って生活しています。
世界に疑問を持つ登場人物が、異世界の存在に触れ、自分の世界のことを間違った世界だと認識する。そしてその人物に、「お前たちが生きるべき」だと、つまり滅びるべきなのは我々だと言わせる。
それは、醜悪な物語だと、俺は思うのです。
お前たちの世界の素晴らしさはわかったと。しかし自分たちだって負けていないと。他者に対する憐憫も、いずれ手に入れてみせると。だから、生き残るのは俺たちだ、と。
そう啖呵を切って、たとえ未来が先細りであろうとも、このまま消え去るつもりはないと、主人公の前に立ちふさがるパツシィが、俺は見たかったのです。
そういう、対等な人間の可能性どうしの闘いが、見たかったのです。
書いてみて理解できた自分のどうしようもなさ
まぁつまり、簡単に言ってしまえば、自分が期待していたお話と実際のお話が乖離していたように感じられて、それで怒ってモチベが下がったという、なんというかどうしようもない愚痴でございました。
自分の中でずっと思っていたことなので、ここ吐き出して気分はスッキリしていますが、吐き出した結果の駄文は、どうしようもない吐瀉物であるのだなと見返して痛感しております。ていうか初めての投稿が愚痴て。
一応断りを入れておきますが、あくまで俺の解釈です。fgoは色々と設定があったり、はっきりと語られていないがよく読めば理解できる解釈があったりします。そのため、俺の文章理解が全く足りておらずトンチンカンな考えで怒りを滾らせている可能性が大いにあります。その場合は「なんだこのアホは」と大らかな気持ちで見ていただけると幸いです。お願いします。
本当はこの後、アヴァロン・ル・フェ面白かったという話を続けたかったのですが、すでにこの時点で2000文字超えていました。ただの愚痴で2000文字オーバーとはどういうことだ。
自分の吐瀉物が2000グラムぐらいありそうな気分というのは中々辛い味わい深い気分なので、アヴァロン・ル・フェの話はまたの機会にしようと思います。そろそろ眠いし。
最後に、勢いで書いてしまっているので、支離滅裂になっているかもしれません。このような文章を最後まで読んでいただいた方に感謝します。暇つぶし程度になれたなら幸いです。
またそのうち、何か書きますので、よければお読みください。
6.5章を楽しみにしつつ。 以上
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