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不器用を強みにして生きる(2022年3月10日)

社会人になってからの数年間、毎日怒られていました。仕事の基礎はこの期間に学ばせてもらったと思っていて、とても感謝しております。ただ、今思い出しても、怒られた記憶しか残っていなくて、正直全く楽しくありませんでした。

それから10数年が経ち、独立してから、当時の先輩と、全然別のところで、仕事でご一緒したことがあります。そうしたら、当時怒られていたのと同じようなことで、やっぱりたくさん怒られました。

その時まず思ったのは、俺、自分なりに成長したと思ってたけど、大して成長してなかったんだな、ということです。あんなに言われたのに直ってないって、正直情けなかったです。

でも、もう一つ、気づいたことがありました。それは、怒られている内容が、実は独立してからの自分にとっては、一番の強みになっている部分だったということです。詰めが甘い、仮説思考できてない、逆算して考え切れてない、などは、一方でそれが、思い切りの良さ、非連続な挑戦、リスクをとって前に進む力、にもつながっている、と気づきました。

なので、開き直りかもしれないですが、僕はこれでいいんだ、と思うことにしました。そもそも、10数年間自分なりには一生懸命頑張ってきたつもりなので、それで直ってないんだったらもう直せないなって。弱みを矯正するんじゃなくて、弱みを強みに変えられるように生きていこうと決めました。

僕のことを知っている方はよく分かると思うのですが、僕は不器用です。不器用な自分がコンプレックスだったのですが、その時に、不器用のおかげで、今の自分があるんだなって思いました。当時あれだけ言われて、一生懸命直そうとしたけど直せなかったのは、不器用だったからだと思います。なんと、お陰で今、逆にそれを強みとして生きられている。こんな幸せなことはありません。

昔の職場を悪く言いたいわけではありません。弱みを強みとして活かせるところまで来られたのは、当時鍛えて頂いたからの部分も大きいと思っています。

では何故こんな文章を書いたかというと、「僕は不器用だからここまで来られたし、今こういう風に生きられている」ということを、忘れないでいたいと思ったからです。

これから先、また、不器用が災いして失敗したり、穴があったら入りたい気持ちになることも沢山あると思います。ああ何で俺はこんなに不器用なんだろう、と思ったら、この文章に戻ってきたいと思います。

そして、不器用を嘆くのではなく、不器用を強みに変えて進んでいく生き方を続けていこうと思います!

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