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大学受験の思い出

大学受験の思い出

先週末に大学受験の共通一次試験があったので、今朝の新聞に試験問題が出ていた。

共通一次試験は僕が受験生だった頃はセンター試験と言われていた。僕が受けたのは2001年1月。24年も前のことだ。雪の降る中、吉祥寺からバスに乗って成蹊大学で受験した。

受験勉強中にビートルズにはまり、模試とか試験が終わるたびに小遣いからビートルズのアルバムを買って集めていた。ちょうどセンター試験の時が最後の一枚で、帰りに吉祥寺のレコード屋さんでイエローサブマリンを買って帰った。だから、イエローサブマリンに入ってるビートルズの曲を聴くと、今でもセンター試験の時のことを思い出す。

受験生の頃僕は数学がすごく苦手だった。だからこそ、苦手なことを克服したいと思って、数学ばかり勉強していた。数学だけで毎日6時間くらいやってたと思う。
一橋を受けたのも、一橋は文系の大学だけど二次試験に数学があったので、難しい数学の試験がある大学に、努力して合格したかった、というのが理由だった。

猛勉強?の結果、センター試験では勉強の成果が出て、数学は良い点数が取れた。

しかし、肝心の一橋の試験では、数学が一問も解けなかった。2時間の試験なのにわからなすぎて20分くらいで終わってしまい、持ってる鉛筆が汗でヌルヌルになったのと、あんなに勉強したのになーと悲しくなって試験中に半べそかいたのをよく覚えている。

それでも幸運にも合格できたのだけど、入学式に行ったら、同級生が「今年の数学簡単だったよね!」「俺一問だけ間違っちゃったよ」という、別次元の会話をしていて、度肝を抜かれた。ショックで熱が出て、入学早々、数日寝込んだ。

勉強したことはほぼ全部忘れてしまったし、大学に入ることがゴールになってて、その先のことなんて全く考えてなかったし、数学も、頑張ったけど結局克服できなかったけど、今になってみれば全部良い思い出だ。

受験勉強って意味あるのか?
受験勉強ができてもその後の社会に役に立たないのではないか?
そういった批判は当時からあった。

個人的には、受験勉強で習得した知識がその後の僕の人生で役に立ったと思ったことはほぼないし、これからもないだろう。(ほぼ全部忘れちゃったし😂)
でも、当時の自分が、一生懸命努力したということ自体には、意味があったように思う。
逆に、少し乱暴な言い方になってしまうけど、勉強してる内容自体が人生ですごく役に立つわけじゃないから、受験勉強で良い結果を出せなくても、自信を失う必要は本当に全くないと思う。(僕も、数学0点だったけど、全問正解してた同級生に、今たぶんそこまでボロ負けはしてないと思う笑)

結局、人に迷惑かけたり、悪いことじゃなければ何でもいいから、自分がいいと思ったことに一生懸命に取り組むことが大事なのかもしれない。それは、人生にすごく活かせる。

若い時に限ったことじゃなく、現在も、これからも、同じかもと思いました。

受験生の皆さん、結果はどうあれ、一生懸命頑張ってください!!

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