スポーツというライフスタイル

スポーツというライフスタイル

独立したばかりの頃、放浪先のアルゼンチンでサーフィンをした。一人で波待ちしていたら、中学生くらいの、すごくサーフィンが上手なローカルの男の子が僕のところまで泳いできて、「そんなところでやってないで、こっちの方がいい波来るから、僕達と一緒にこっちでやろうよ！」と声をかけてくれた。それから数日間、仲間に入れてもらえて一緒にサーフィンができてすごく楽しかった。帰る時に、その子に、僕はヘタクソなのに、仲間に入れてくれてありがとう、って言ったら、その子が、「上手とか下手とか関係ないよ！サーフィンはライフスタイルだから！日本からアルゼンチンに来て、サーフィンやりたくなって、海に入ってサーフィンやってるって、Shintaroは立派なサーファーだよ！」という言葉をかけてくれてすごく感動した！

そして、「サーフィンはライフスタイル」という、スポーツを競技としてではなく、ライフスタイルと捉える考え方が新鮮だった。

ふと考えると、僕にとってのランニングもそんなものになっている気がする。
昔は、もっと速く走りたいとか、いい記録だしたいとか思っていたけど、今はあんまりそういう野心もなく、毎朝30分のランニングが自分にとって生活の一部だ。ランニングのお蔭で、本当にたくさんのことを乗り越えられた。
これからも身体が動く限り走り続けると思う。だから、僕にとって、ランニングは、ライフスタイルになっていると思う。

今週の日曜日、今年も宮古島の100kmウルトラマラソンを走る。
100kmという距離はやっぱりとても長いし、走る前は恐怖と不安が襲ってくる。
それに打ち克ってスタートラインに立って、ものすごく苦しいけど丸一日かけてゴールを目指すことが、僕にとっては、大切なことなんだと思う。
ライフスタイルとしてのランニングで、ウルトラマラソンを楽しんできます！