100km走り終えて2024
今年も、何とか宮古島100kmワイドーマラソン走りきることができた。
走っている時に考えたこと、感じたことを書き留めておこうと思う。
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①なぜ100kmマラソンに出るのか
100km走ることは、僕にとっては「不安」と「恐怖」の対象だ。何回出ても、やっぱり怖いし、やっぱり不安。
そして、何度走っても、やっぱりめちゃ苦しくて辛くて、慣れることがない。
でも、だからこそ、僕は出続けているんだと思った。
100kmマラソンのスタートラインに立つということは、その不安と恐怖に打ち克って、挑戦をするということだから。
「不安と恐怖に打ち克って挑戦をする力が、過去にではなく、今この瞬間にも、自分には宿っているんだということを確かめる。」
それが今の僕にとっての、100kmマラソンを走る理由なんだと思う。
②過去の活かし方
今回は、スタート直後から25kmくらいまで、横殴りの雨と爆風に苦しめられた。
このままずっとこの天候が続いたら自分は耐えられるのか?走りながら、そんな不安に苛まれた。
その時に力になったのが2016年に走った時の経験だ。あの時は中盤から豪雨になり、雨水があふれて道路が川みたいになっている中を、ジャブジャブ水をかき分けながら、半べそかきながら走った。
※2016年当時の模様
今回、雨に打たれながらずっと、「あの時耐えられたんだからこれくらい大丈夫。今回もきっと耐えられる」と自分に言い聞かせていた。
過去の実績や経験を、周りへのアピールじゃなくて、今この瞬間の挑戦を乗り越えるために使う。
これから、そんな風に過去の経験を使っていけたらと思う。
③解決できない問題に意識を向けない
今回、あと50km以上残っている段階で、足が疲れ切って棒のようになってしまった。
一歩進むだけで足が痛いのに、あと半分距離が残っている。
残りが20kmとか、ある程度現実味のある距離だったら気持ちも奮い立つけど、あと50km以上残ってる距離表示見ても、全然力が沸いてこない。
足が痛いのも、ストレッチしても腰を下ろして休んでも、全然よくならない。
現在抱えている問題は、いくら頭で考えても、何も解決できないので、考えないことにした。
足が痛いとか、めちゃくちゃ疲れているとか、距離が絶望的なくらい残っているとか、そういうことに意識をむけずに、目の前だけに意識を集中して、走った。
そうしたら、だんだん意識が遠のいていって、応援してくれている沿道の方の声もあんまり聞こえなくなって、痛みとか苦しさも遠くなっていって、とても不思議な感覚になった。このままそっちに行っちゃったら、もう戻ってこれなくなるんじゃないか、というような不思議な体験だった。
それはさておき、普段の仕事や生活だと、問題があると解決をしようとして動くことが多いから、問題に意識を向けない、という共存の仕方はある意味すごく新鮮だった。
これが仕事や生活でどんな風に生かせるかはわからないけど、頭の片隅に覚えておこうと思った。
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走るたびに新しい気づきを与えてくれるのも、100kmマラソンの魅力だと思います!
今回走り切れたことを自信にして、2024年も、勇気を持って色んなことに挑戦していこうと思います!!
2023年に走った時に感じたことをまとめたポストはこちら。