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外国語を学ぶ意味

メキシコで、現地の眼科学会のラウンドテーブルに登壇した。大勢の眼科医の先生たちの前で、スペイン語で眼科のことを話すということで、緊張した。

本番のセッション、自分なりには頑張ったけど、かなり辿々しくなってしまった。

正直、やっちまったと思った。メキシコの先生は皆英語も上手だから、英語でやればよかったかな、、と後悔したりもした。

でも、終わった後、予想に反して、たくさんの先生が声をかけてくれた。学会の主催者の先生も、「メキシコまで来て、メキシコの言葉で発表をしている姿から、思いが伝わったよ」と言ってくれた。

そういった先生方が、実際に、パートナーシップの実現に向けて、たくさん協力してくれた。そのおかげで、とても良い座組で実証を行う目処を立てることができた!

こういうところに、僕にとっての、外国語を学ぶことの醍醐味があるように思った。

AIの力で、そのうち、外国語を話せなくても不自由なく伝えたい内容を伝えられるようになるかもしれない。

でも、熱意を伝えて、理屈や損得を超えた部分でつながるうえで、外国語を学んで、直接話すことで生まれる力は変わらず大きいと思う。そして、僕はそういうアプローチで仲間を作っていくことが好きだ。

外国語は小さい頃からやらないと身につかないと言われることがある。確かに流暢に話せるようになるにはそれがベストかもしれない。

でも、僕がスペイン語を始めたのは27歳の時だ。たとえ辿々しくても熱意を自分の言葉と声で伝える。そのための語学力を目指すなら、いつ始めても、きっと遅すぎることはない。

今回、自分にとって、外国語を学ぶことの可能性、意義を、改めて実感できる経験ができて良かった。

2年前からフランス語も学び始めた。なかなか上達しないけど、今回の経験を通じて、改めて、粘り強く続けていこうと思った。

熱意を自分の言葉で伝えられる相手を増やして、世界中に仲間を作っていけるように、これからもコツコツ頑張ります!

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