先日、昔自分が昔担当していた仕事やプロジェクトの現状を知る機会があった。部署は解散になり、打ち切ることになり、精算に向けた話が進んでいる。もちろん簡単な話ではなく、それに伴う色々な痛みの伴う話もあると聞いた。
僕が関わっていたのは随分前のことで、しかも途中でやめてしまった人間なので、それについて意見を述べる立場にないし、責任を感じる資格もないと思っている。
それでも、当時自分なりにほぼ全ての時間とエネルギーを注ぎ込んで、本当に良いものだと信じて取り組んでいたことだったので、この結果については個人的に考えさせられた。
一番は、僕はこれまでの仕事で、成果を残せてないということだ。社会人になって18年、自分なりには一生懸命仕事に取り組んできたつもりで、その結果たくさんのことを経験できて、色々な場所に行って、色々な人に会って、僕個人は成長できたと思う。でもそれはあくまでも僕のためになったということで、世のため人のためになった、と思えるような成果には、ほとんど、というか全然繋がってないことを実感した。
僕はずっと、お金だけのために仕事したくないと思ってやってきたから、この現実はショックだけど、これからの仕事で挽回できるように頑張ろうと思う。
もう一つ感じたのは、仕事だけが人生じゃないということだ。20代30代とほぼ全ての情熱と時間を仕事に費やしてきたけど、時間が経ってそれがどういう結果になっているかは、運や巡り合わせの要素も大きいと感じる。一生懸命仕事に取り組むのは大切だけど、でもそれだけじゃ、運や巡り合わせというコントロールできない要因に、自分の人生が流されてしまうように思う。
もちろん仕事は一生懸命やる。その上で、その結果がどうなったとしても、自分は楽しかったし、周りの家族や仲間のことを守れたり少しでも幸せにできた。それだけでも十分じゃないか。そんな風に自分で納得できるような生き方をこれからしていきたいし、そういう時間の過ごし方をしていきたいと思う。
言葉にすると当たり前のことのようだけど、これが社会人18年やって、僕が学んだことです。
今日からインドネシアに行ってきます!