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NFTの真の価値

NFTを絵が綺麗というだけの理由で買ってはいけない!

NFTはNon Fungible Token、日本語で代替不可のトークンということです。
簡単にいうと代替不可なので「世の中に1つしかないことが証明されている」ということです。

今までのWEB2の世界ではデジタルデータはコピーし放題でした。
デジタルの世界でとてもよい絵を書いたとします。
でもその画像はSNSなどにアップした時点でいくらでもコピー可能です。

それをブロックチェーンに載せることで「世界に1つしかないということ」を証明できるようになりました。すごいことですね!

世の中に1つしかなければ価値は高まりますよね。でもそう簡単に価値は高まりません。NFTを作った人がよほど有名な人若しくは、有名な企業が作ったものであれば高く売れる可能性はもちろんあります。

ただし、そのNFTもそのうち忘れ去られて価値がなくなる可能性は高いです。たとえその絵が緻密にえがかれて美しいものであったとしてもです。

理由を説明します。

画像データなどのデジタルデータは虚構の世界にしか存在しません。形として世の中には存在していないのです。しかも世の中に1つしかないということは圧倒的に世の中の人との接触機会は少ないのです。形もない上に世の中に1つしかないとしたら。。

確実に忘れ去られる運命にあるということです。

Openseaの上位のNFTの価値

Openseaのランキングを表示してみました。
上位NFTに言えることはNFT購入者同士の交流の場があるということです。
ここに表示されているNFTはどれも1枚何千万円もします。なぜそんな高額を払ってまで購入するのか

https://opensea.io/rankings?sortBy=thirty_day_volume

それは同じ価値観の方たちと価値観の共有ができるからです。
例えば高級外車にフェラーリがありますよね。
フェラーリも1台何千万円、何億円とします。

フェラーリを購入される方は車に何億円もだしてもいいという価値観があります。この価値観を持った人は世の中にそんなに多くはいません。そこでフェラーリオーナーはオーナー同士集まって価値観を共有するのです。

おもしろいですよね。それと同じことがNFTでも起きているのです。
Openseaで上位のNFTの画像が綺麗かといわれたらとても綺麗とはいえませんよね。BAYC (Bored Ape Yacht Club)なんて可愛くない猿の絵ですからw
CryptoPunksだってドット絵ですw

NFTで一番大切なこと

つまりNFTで一番大切なことは綺麗な絵でもなく、繊細な絵であることでもなく、緻密なデザインでもありません。

それは買ってからのNFTオーナーが交流できる場、価値観を共有できる場があるかどうかなのです。その場はクローズドである必要はありません。むしろ開放された場であるほうがいいと思います。

なぜならその場が魅力的であればあるほど2次流通が生まれます。なぜならその場にNFTを通して関わりたい人が増えるからです。

そこから新しいプロジェクトが生まれることがあります。

DAO

これがまさにDAOと呼ばれるものです。
DAOとはDecentralized Automated Organizationの略です。非中央集権的な自動化された組織。自律分散型組織ともいいます。管理者、社長や部長や課長がいないのに勝手にまわる組織です。

DAO参加が自分の意思でプロジェクトを作っては参加したり壊したり。
未来の働き方とも言えます。要するに自分が好きなことにコミットして好きなように働く。好きなことをして生きる。DAOは猫🐈のようですね

LLACというしゅうへいさんが立ち上げたコミュニティもDAOのようなものですね。この記事で取り上げていますので良かったら読んで下さい。

こんな組織があれば魅力的ですよね。
自分が好きなDAOを見つけてやりたいことを宣言してそれに賛同したDAOのメンバーと一緒にプロジェクトを推進する未来。

NFTの価値を決めるもの

NFTはそのDAOの中心にあるものとして存在価値があります。
つまりNFTはある意味ビジョンや信条のようなもので同じ価値観をもった人たちのコミュニティの中心にある存在です。

NFTの価値は見た目の美しさではなく、そこにビジョンや信条があり、その魅力で人々を集めることができるか否かが鍵だと思います。


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