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【信州暮らし】長野県岡谷市の空き家めぐり・まちあるき

いつもお読みいただきありがとうございます。
信州暮らし2年生です。

先日、長野県岡谷市で開催された空き家めぐり・まちあるきツアーに参加してきました。

岡谷市ってどこ?
と思われる方もいらっしゃいますが、長野県の中央部、諏訪湖のほとりにあります。

Wikipediaより引用
Wikipediaより引用

人口約4万5千人。
私の中では、ほぼ予備的知識もありません。
これまでには車で通過する事はあっても、わざわざ行く用事も無くて、一度、鰻を食べに行った事がある程度でした。

今の地方都市の状況として全国同じような状況があります。
経済衰退、人口減少、空き家増加、高齢化。

まさしくここ岡谷市においても昭和初期までは養蚕から生糸の製糸業で日本を代表する都市だったようです。

空き家めぐりは岡谷市中心市街地にある空き家で一般的な不動産会社が賃貸物件として扱うような整備されているレベルの物件では無いものの、立地や活用方法がぴったりとハマる活用者とマッチング出来れば面白い物件にもなります。

そのため、一般的な居住用賃貸物件として広告・宣伝してもマッチングしずらく、こうやって街を歩きながらその物件とピンとくる使い方を模索していかないと活用方法もままならない手間のかかる物件という事にもなります。

今回は中心部から歩きながら見る事が出来る範囲での紹介でしたので限られた空き家の紹介だけですが、空き家の数自体はどの地方都市でも同じ程度に存在するものと思います。

個人的に興味が湧いた物件は

全て手の届くような距離感のカウンターのある家
こんな雰囲気の店で地酒を飲みたくなりませんか?

小粋なおかみさんが、信州の地酒をそっと出してくれるようなカウンターのある路地裏物件。
出張でたまたま行った土地でふらっと入った小料理屋がこんな雰囲気だったら、めちゃくちゃいい感じじゃないでしょうか?
信州には数多くの蔵元があって、知らない地酒をこの店で味比べなんていいかもね。
だれかやってみたい人いないかな?

今なら手を入れて活用する事が出来ますが
このままあと数年経つと、廃墟感が出てくるような気がします。
使われない期間が長くなると、家も維持出来なくなってきます

お隣さんは、まだまだ現役で絶賛営業中らしいです。

岡谷市のまちあるきは2~3か月ごとに開催されています。

すでに25回も開催中。
継続して空き家見学会を開催されていて、凄い!の一言です。

空き家見学会は、ただ単に「この物件空いていますよ。どうですか?」という会ではなくて
街の成り立ち、経済の歴史、街の発展から変革、など一つ一つを丁寧に教えていただけます。

ついつい車での移動が多くなって、通り過ぎる事も増えましたがこうやって街をわざわざ歩くと、街の中のいろいろな暮らしと背景を垣間見れることが出来て、街への理解度がより進みます。

空き家にも、空き家を「家」として一くくりには出来なくて、それぞれの「家」にそれぞれの歴史と背景、思い入れがあって単純にはいかない部分も多いです。

でも、何もしなければ価値のある家が、廃墟のような負動産になるのもほんの一瞬なんです。

人口減少局面を迎え、都市部では住宅の高騰が続いていますが、人口流出の激しい地方都市では空き家が急激に増えています。

この空き家をなんとかしたいな・・・と個人的には思うのですが、ではどうすれば良いか?という課題については単純に解決策が見つかるわけでも無いです。
が、一つ一つ課題解決しながら地道に前に進むことで何か空き家増加を食い止められたらいいなと考えています。

地方にはお宝のような空き家もたくさん存在します。
ある人から見れば負動産でゴミのような存在であっても
ある人にはキラキラ輝くダイヤモンドのような不動産であったりと。

上手く言葉にアウトプットする事がまだまだ苦手です。

でも、少しでも何とかならないのかな?と思ったり
どうしたら解決していけるか?とも考えたり。

単純な課題ではないですが、解決していきたい課題です。

このような地方の空き家と、その物件を活用していきたい人を結び付けていって活用してもらえるような活動をしていきたいと思っております。


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