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【信州暮らし】大寒なのにオツネントンボが動き始めました

いつもお読みいただきありがとうございます。
信州暮らし2年生です。

一年で一番冷え込むと言われる大寒に入りましたが
ここ信州も、この数日間は昼間のポカポカ陽気で大寒というのを忘れてしまうような気候です。
そのため、今年はこの時期になっても市街地では一度もまともな量の積雪も無く、雪かきも無くてラクチンです。
長野県としては、北信地域はしっかりと積雪しているようで雪かき作業も大変みたいです。
同じ長野県でも少し離れるだけで、気候や積雪量が大きく異なるので、移住の方は自分の希望する地域の気象環境を良く調べてからの方が良いかもしれませんね。

我が家の浴室前の脱衣場には11月末頃から天井にオツネントンボがおりました。
(昆虫の事はよく知らないので、googleLensで調べてみると、どうやらオツネン(越年)トンボではないかと)

11月末の段階で室内も段々と冷え込んできており、屋外から室内に逃げ込んできたトンボちゃんなのかな?

あーこのトンボちゃんもこのままの状態でここで死んでしまうのかな・・・と思っておりました。
11月の気候で、かわいそうだからと言って外に逃がしてやるというのも、なんだか虐待のような気もしまして。

で、そのまま見守っておりましたが
飲まず食わずでずっとじっとしたまま天井にとまっているので、こりゃそのまま死んじゃったかなとも思っていました。

春になって暖かそうになれば、どこか畑にでも埋めてあげようと。。

年が明けても、そのままじっとしたまま動きもしません。

それが、ここ数日の暖かさで
 少しだけ動いていました。
 ゆっくりと、足を動かしながら、尾を持ち上げたりして

一晩に10cm程度ですが、天井を横歩きしていて確実に留まっている位置が変わっていました。

で、昨晩
羽根をパタパタして飛び立とうとウォーミングアップを始めまして。。。

えぇぇ、、、ちゃんと生きてたのか。。。

どうやらオツネントンボは成虫のまま越冬するみたいです。

ほとんどのトンボが水中でヤゴとして越冬している中、成虫で越冬出来るトンボがいるとは知りませんでした。
それも信州のこの寒さで越冬出来るなんて、強いトンボです。

全長3cm程度の細いトンボですが、どこにこのパワーがあるんですかね。
寒さに震えている私は、見習わないといけませんね。

リビングに移動させてみると、
脱衣場よりも暖かいからなのか、元気よく飛び回っていました。

彼らは敏感に季節の変化を先取りしているのかしら。

でも天気予報を見ると、今日明日位までは比較的暖かくて、週末はまた冷え込むみたい。

今朝になってみると
オツネントンボは日差しを求めてガラス窓の所でバタバタ飛び立とうとしておりましたので、

『週末寒いけど、飛び立ちたいなら窓を開けてあげるよ。
自分で選んだんだから寒くても生き延びろよ』

と自分自身に言い聞かせるように
窓を開けて、放してあげました。

最初こそ、じっとしていましたが
暖かい陽射しの中、勢いよく飛び立っていきました。

大寒なのに、季節が少し変なのでしょうか?
このまま少しづつ春を迎えるのでしょうかね。

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