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イラストを直接お届けしに行ってきました

先月のことですが、横須賀市久里浜にある保育園「和順こども園」さんと、横浜市栄区にある老人ホーム「陽のあたる丘MISONO」さんへイラストを寄贈してまいりました。

両方とも大変喜んでいただきまして、僕自身も嬉しくなるという、とても貴重な体験でしたので、シェアさせていただこうと思います。

・イラストを寄贈したってどういうこと?
・なぜこの施設だったの?
・どんな作品なの?
・直接渡してどうだった?

こんな観点からまとめてみたいと思います!少し長いですが読んでいただけたら嬉しいです!

イラストを寄贈したってどういうこと?

僕が描いたイラストをプレゼントしてきたということです。

以前から何となく「部屋に絵を飾ろう」というのを啓蒙するイラストレーターとして活動したら楽しいかもなぁと思っていました。

そんなことを考えていたところに、「和順こども園」さんと「陽のあたる丘MISONO」さんが「面白そうだから飾ってもいいよ」と快く言ってくださったので、それぞれの施設をイメージしたイラストを描かせていただき、プレゼントしたという次第でございます。

なぜこの施設だったの?

今回のプレゼントの企画は、僕が以前からイラスト以外の仕事でお世話になっている岡林賢伊さんという方との雑談から生まれました。

岡林さんは僕のイラストを見てはいつもめちゃくちゃ褒めてくれて、今は「杉江さんはいずれビッグになる」と信じている人です。笑

見せると褒めてくれるので、描いては見せたり、またこんな絵を描いてみたいといった話をしていました。そこで「絵を飾ろう」を啓蒙するイラストレーターってなんか面白そうじゃないですか?って話をしたんですが。

岡林さんが「自分の身近なところで、杉江さんのイラストを飾ってもいいよっていうところがないか声かけてみようかな」と言ったかと思うと、家族・知人に連絡して「OKだって」と数日のうちにこの企画が現実化しました。

こういうことって、面白そうだねって話ししても、「そうだねぇ面白そうだねぇいつかやってみたいねぇ」といって放置するってのが普通じゃないですか。。?岡林さんすごいなぁ。

はじめは嬉しいというよりビビる気持ちの方が大きかったですが、企画が通ったので実行あるのみです。

そんな経緯で、岡林さんとつながりのある「和順こども園」さんと「陽のあたる丘MISONO」さんに贈ることとなりました。

どんな作品なの?

イラストを描くにあたり考えたのは、ゼロから完全に僕の自由に描くよりも、施設の方から「モチーフ」のリクエストをもらい、そのモチーフを元に描こうかなということでした。

飾るからには長く愛着を持ってもらいたい。その施設で大事にされている部分を描きたい。一方的なものではなく一緒に作る感覚も持ちたい。そんなふうに考えました。

和順こども園の園長先生からは「お釈迦さま・子ども・どうぶつ・花が入ってるといいな」というリクエストをいただき、陽のあたる丘MISONOさんからは「施設で飼っている2匹の犬と1匹の猫」というリクエストをいただきました。

リクエストをいただいて大正解でした。自分では全く思いつかないモチーフだったからです。ほんと面白いです。

和順こども園はお寺に併設されてる保育園で、園長先生は住職と兼務とのこと。仏教の園ということではないけれど、お釈迦さまが見守っているようなそんなあったかい場所であってほしいなと思っているとおっしゃっていました。お釈迦さまを描くなんて、とてもありがたいです。

お釈迦さまが子供たちや動物を導いているようなそんなイメージで描いてみました。

お釈迦さまと子供たち

MISONOさんからはワンちゃん猫ちゃんの写真をもらいました。とってもかわいいです。ワンちゃんは2匹ともトイプードルで人懐っこい性格、猫ちゃんはクールで目が座っており、甘えてくれない性格だそう。

猫ちゃんを真ん中に、トイプーちゃんが遊んで!と周りを走っている、というイメージで描いてみました。

MISONOで愛されてる子たち

画像で送ったらどちらも喜んでいただけたみたいでホッとしました。


額装かキャンバスか

今回は絵ができても終わりではありません。出力という工程があります。
デジタルで描いたものなので、印刷をしないといけません。

最終的にどんな形で渡すかを考えた時に、額装かキャンバスプリントかで迷いました。

額装はイラストのサイズからマットという余白をつけることができるので、作品として大きく見せることができます。
キャンバスプリントは油絵などを描くキャンバスにプリントしたもので、立体感があるのでシンプルなイラストでも絵画の様な雰囲気になります。壁にかけても置いて飾ることもできるのでお手軽な感じがあります。

どんなに考えてもわからないので、どちらも試してみることにしました。

そして。やってみた結果、どっちもよかったのでどっちももっていくことにしました。笑

直接渡してどうだった?

和順こども園さん

当日岡林さんと「久里浜駅」で待ち合わせて、まずは和順こども園さんへ。

到着すると快く迎えてくださり、園長室でお茶をいただきながらイラストを手渡ししました。

とっても優しそうな園長先生や他の先生方からも「いいですねぇ!」といって喜んでもらえて嬉しかったです。そして「せっかくだから子供達の反応もみてみましょうか」と言って、絵をもち園庭へ。

園長先生が「みんなーこっちにおいでいいものがあるよ」といって子供達を集めて「ジャーン!」と見せると、子供たちがわぁといって拍手をしてくれました。園長先生が「これはお釈迦さまで子どもたちをみちびいてるところです。よくみて、みんなが来ている園服と同じでしょう」と説明してくれていました。うれしい、ほっこり、なんかもう色々感激で言葉になりません。


園長先生が子どもたちに絵を見せてるところ

子どもたちからもありがとうと言われ、胸いっぱいになって園を出ました。

陽のあたる丘MISONOさん

陽のあたる丘MISONOさんの方は岡林さんの知人でMISONOさんで働いてる看護師さんと横浜の「大船駅」で待ち合わせをして、案内してもらい到着しました。

丘という名の通り、坂を上がったところにある大きな施設です。

施設長・副施設長に出迎えていただき、応接室でお茶をいただきお話しながら絵をお渡ししました。「もう最高!」とこれまた大変喜んでもらいました。

モチーフのトイプーちゃんクール猫ちゃんご本人ともご対面。スタッフさんだけじゃなくて利用者さんなどこの施設に関わるみんなから愛されてるんだなぁというのがすごくよくわかりました。描かせてもらえて光栄です。

イラスト描いて渡して、目の前で喜んでもらえるなんて、こんな嬉しいことないなとしみじみ思って泣きそうになりました。




まとめ

イラストを直接渡すっていいな!
今回やってみて思った、率直な感想です。

イラストはデジタルで描いてるので実体がなく、画面の中でしか見ることができません。それを出力をして作品として物体化してみると、余計愛着がわくなぁという発見がありました。

絵が飾ってあると、僕のことを知らない人SNSで繋がってない人にも見てもらえる機会が増えるってのもいいですよね。自分のいないところで絵を見た人同士で会話が生まれてるとか素敵すぎるなと。

また実際に会いにいくというのも本当によかったです。
今はネットが主流なので、時代に逆行しているのかもしれないけど。これからは逆に人と人のリアルな繋がりこそいいのかなと思ったりしています。
(可能な限りで会いに行くスタイルのイラストレーター(?))

最後に、今回企画を考えてくれた岡林さんは、もう僕にとってはプロデューサー的な存在なので、今後も面白そうな企画を一緒に考えて活動していけたらいいなと思っています。

またいい作品できたり、こんなことしたよってことがあったら報告させてください。いつも見てくださりありがとうございます!

引き続きよろしくお願いいたします。

では。


感想などコメントくださると嬉しいです!
イラストに関して何かありましたら、お気軽にお声がけくださいませ!


おまけ_1

イラストお渡しに行く際、僕もだけど岡林さんにも名刺が必要だねってなりまして。岡林さんからリクエストされた「ハダカの王さま」でイラスト描いて名刺デザインしました。こちらも好評でした☺️

表面と裏面



おまけ_2

ラフ画コーナー
イラスト作成にあたり描いたラフたちです。

お釈迦さまの身長は4.8m
お釈迦さまの周りに子供たちのイメージ
お釈迦さまに導かれてるイメージ
遊んでるトイプーちゃんとクール猫ちゃん
クール猫ちゃんと遊ぼうよと言ってるトイプーちゃんのイメージ
お花と猫さま


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杉江慎介
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