ベトナムの人口はまだまだ止まらない!仮説

どうも、大使です。今日は硬めの話です。
スルメで歯が折れたみたいな話ではないです。

ベトナムの経済と人口はまだまだ止まらないと思っております。
大学時代に人口論のゼミに入っていたので、ちょっと人口論を絡めながら書きたいと思っております。

ベトナムのGDPは2014年以降、コロナで落ち込んだ時もありましたが、毎年7%前後ほど伸びており右肩上がりです。
経済成長は、人口増加と政治安定に尽きると思っておりますので、政治に関しては今のところ大きな不安はありません。

人口については、現在ベトナムは9000万人を越え、毎年微増しております。
このまま、しばらく人口は増え続けるのではなかろうかという予測をしております。
ただ実は、ベトナムも人口抑制政策を行なった時は、人口増加は止まったのです。
1988年から2017年までふたりっ子政策を行なった際は、徐々に人口増加は微妙な曲線を描き初めていたのです。1986年にドイモイ政策を行い、市場開放はしたものの抑制政策を行なって、1987年には3.98人あった合計特殊出生率も2008年に最低 1.89人まで落ち込むのです。
人口をキープするには、合計特殊出生率は2.07人ないといけませんが、遥かに下回りました。
このままいくと、超高齢化社会を迎えると予想ができ、ふたりっ子政策は廃止されました。
さぁ、1度落ち込んだ合計特殊出生率を2.07人まで回復させるのは非常に困難だと言われています。
中国もかつて一人っ子政策を行なったが故、今では、合計特殊出生率1.28人まで落ち込んでいます。

しかし、ベトナムはなんと、2017年にふたりっ子政策を廃止しても、2020年にはすでに、合計特殊出生率2.05人まで回復しているんです!!!!
凄すぎる!

経済は成長し続けるので、平均寿命が伸びていけば、しばらく人口は微増していくでしょう。
では、なんで2.05人まで回復したのかを僕なりに仮説を考えてみたいと思います。
・子供が好きな国民性だから
これは、いい点悪い点あると思いますが、僕が生活していて、ベトナム人は日本人以上に子供を社会で育てていく感覚があると思います。
カフェやバスの中で子供が泣いていてもあやしてくれたりおやつくれたりしてくれます。日本人は知らない人から物をもらったり、口に入れたりを拒むとは思いますが、その心遣いが嬉しいし、社会に排除されていない感じがしております。
・田舎ではまだ、労働力として子供を欲しいから
経済成長が凄まじいベトナムですが、都市と田舎では相当格差があります。
ホーチミン市は全国平均の1.5倍は給与が高いと言われていますが、肌感もっと高い人は多いと思います。
発展途上国、後進国です。農家の方の労働力として子供を産んで欲しいという家族は多いのではないでしょうか。
・南国の楽観的な国民性、明日もきっと経済はよくなっているという感覚から、子供を産む不安がないから
これも大きいと思います。日本人の子供が第二子、第三子を産めない理由に金銭的余裕がないからということが言われます。僕の家もそうです。第三子産めるなら産みたいです。
ただ、ベトナムの人はなんとかなると思っている人も多いと思います。これも良し悪しあるとは思いますが、合計特殊出生率が回復した理由になるのかと思います。
・セックスが好きだから
これは、完全に仮説です。データ探しました。
セックス頻度ランキング・・・・41カ国中、ベトナム34位
低いんかい!
日本は41位という世界最低でした。
ただ、こちら、頻度ランキングは、中国は31位とベトナムより高かったのですが、合計特殊出生率は低かったです。ということは、セックス頻度と合計特殊出生率は相関関係ないのかも・・・
性生活満足度ランキングなるものも発見しました。
性生活に満足しているかどうかが、やはり夫婦の営みで、心も体も満足しているということですもんね。

中国41位、日本40位、ベトナム30位

微妙!
微妙でした。
ここに関しては、あまり関係なかったのかもしれません。ただ、日本や中国よりは、性に関して、素直に向き合っているのかもしれません。

それでは、以上、ベトナムから大使がお届けしました。

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