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「気をつけて帰りゃーよ」
これが僕が父親からもらった最後の言葉です。

2022年1月4日の午後に病院にお見舞いに行き、元気な顔を見て、じゃ、もう帰るねって言った時の言葉です。

「気をつけなあかんのは、お父さんの方やろ」って母と笑ったのを覚えてます。

この「気をつけて帰りゃーよ」というのは、何度となく聞いている言葉です。

実家で高校卒業まで過ごし、その後は横浜に行き、すでに37年も父親とは一緒に暮らしていません。

父親譲りで運転が好きだった僕は、帰省するときはよく車で帰っていました。
毎回、玄関まで来て「気をつけて帰りゃーよ」って言ってくれました。

そのうち、車だと往復が心配だから、新幹線にしたらどうだというので、まあ、そうだなって思って、最近は新幹線での帰省でした。

もちろん、新幹線で帰る時にも、別れ際は「気をつけて帰りゃーよ」でした。

「気をつけて帰りゃーよ」なんて普通の言葉、父親が亡くなるまではなんとも思わない言葉でしたが、今は、父親の愛情、優しい気持ちの表れだと強く感じています。

今日で肉体は無くなりますが、魂は生き続けているし、
父親の愛情、優しい気持ちは永遠だと思います。

これまで同様に愛情を注いでくれると思います。

ありがとう!

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