男子大学生のファッション
最近、オーバーサイズのシャツをパンツにインするスタイルの学生が多いですね。
わたしが学生の頃は、シャツなんてパンツから出してナンボでしたし、なんなら「お父さんが履いてるみたいなパンツ」が流行ってる昨今、ファッションや時代は巡りに巡って繰り返しているっていうのが不思議で仕方ありません。
それでも、まぁ流行ってるんでしょうから、学生たちがこぞって同じような格好をして、ファッションを楽しんでいる様子は、わたしたちが学生の頃と基本的には変わらないものとして、懐かしく眺めています。
わたしだって、Smart 読んだり、チビT着たり、エアMAXに憧れたりしてましたからね。
当時はパンツの裾も引きずって、かかとで踏んじゃうからほつれてビリビリ、みたいなことも普通でしたが、最近はノークッションも当たり前ってくらい丈も短めになりましたよね。
脚の短いわたしには屈辱的な幅の裾上げが日常になりましたよ、えぇえぇ。
ただ、いつの時代も 大学デビュー みたいな男子学生はいるワケで、高校までは制服で通学、週末はジャージで部活、たまにお出かけする時も ママが買ってきたユニクロ、みたいなファッションリテラシーだった男の子も、毎日私服で通学が始まり、なんだか新しい友達はいろいろファッションに気をつかっているみたい…と気にし始めます。
それで、「どうもちょっと大きめのシャツをズボンの中に入れるのが流行りらしい」ということに気づくワケですね。
そんな感じで、わたしが最近キャンパスで見かけた1年生とおぼしき男子学生は、まぁ…確かに「大きめのTシャツをパンツにイン」していたのですが、
オーバーサイズで着ることを想定したデザインのTシャツではなく、シンプルにサイズの合ってない普通の真っ白なTシャツを
ショッピングモールの紳士服売り場で買ったコットンの黒いパンツに、シャツをフンワリたるませることなくガッツリ インして
アーミーベルト(いわゆる "ガチャガチャベルト") でギュッと締めているので
残念ながらこの感じは完全に
身体がまだまだ成長することを見越して、ママが大きめのTシャツ買ってきました
シャツの裾がヒラヒラしてるとだらしないし落ち着かないのでズボンに突っ込んでます
散髪も小学校の頃からずっと通ってる1,000円カットです
っていう中学1年生なのよ…。
こうなるともはや、短めの丈のコットンパンツも、背が伸びてツンツルテンになりましたって風にしか見えん…
多くの男の子が中学生から高校生の間に通ってくるステップを、コロナの影響もあってか未経験で大学に入学してくるケースって多いような気がしますね。
彼が在学中にしっかりファッションセンスを磨いて、洗練されたオシャレ大学生になってくれることを祈るばかりです。
…と、年中 白シャツに黒かグレーのパンツで過ごしている、無印良品かユニクロしか着てない大学事務職員のオィさんが言ってます。っていうお話です。