雑談1 note始めました/社会人百合について
note始めました
突然ですが、noteを開設しました。
前々からnote連載をしようという話はあったのですが、夏ごろからサークルの活動自体が下火になってしまい、その計画は見事に空中分解してしまいました。しかし私は、他大の百合サークルさんのブログや、友人が他のサークルで更新しているnoteが羨ましかった……そして「一人で勝手に始めてやる!」とnoteのアカウントを開設し、今に至るわけです。
社会人百合について
さてタイトルにもある通り、今回は社会人百合についてぼや~っと話そうと思います。なぜなら、私が最近社会人百合にハマっているからです。……いや、ハマっているという表現は、やや的を射ていないかもしれない。「無意識的に社会人百合を読む頻度が以前より増えており、それを自覚した」というのがおそらく正しい表現です。
思い返すと、本格的に百合好きになった頃に読んでいた作品は、ほとんどが高校生たちを主人公にしていました。『捏造トラップ』とか『ささめきこと』とか『悪魔のリドル』とか『GIRLFRIENDS』とか『できそこないの姫君たち』とか『双角カンケイ』とか書いてたら懐かしすぎて涙が出てきましたうえーん(T_T)。涙をこらえて、もう少し思い出すために東京大学百合愛好会さんの『100年後に遺したい百合漫画100選』をパラパラとめくっていきたいと思いま『吸血鬼ちゃん×後輩ちゃん』だー! めっちゃ好きだった懐かしい!!!!(大声)それに『将来的に死んでくれ』とかもう……懐かしい……死にそう。高校生ではありませんが『行進子犬に恋文を』や『きみが死ぬまで恋をしたい』も年齢が近いですし、環境も近しいものがあります。
逆に社会人百合は、何を読んでたかなぁ。『オクターヴ』はとても印象に残っていますが、社会人×社会人という意味では、アンソロジーなどを除いてそれくらいしか読んでいなかったかもしれません。
そんな私ですが、今年に入ってから読んだ百合漫画を思い浮かべると『バリキャリと新卒』『ほぐして、癒衣さん。』『定時に上がれたら』『女ともだちと結婚してみた』『恋と呼ぶには青すぎる』『作りたい女と食べたい女』、それに18きっぱーオカメ先生のツイッター漫画「先生シリーズ」などなど、社会人百合に満ち溢れています。『欠けた月とドーナッツ』や『オクターヴ』の続きも読んだりして、沁みたなぁ……
もちろん今でも学生百合やファンタジー百合も読みます。ですが、割合として前より明らかに社会人百合が増えているのです。
これは、私の肉体が社会人百合を求めている証拠に他なりません。社会人百合は日々の生活に疲れた日本人を癒すのに最適だからです。以下、私の主観で選ぶ社会人百合の良いところを列挙します。
大人としての距離感が前提とされる中で慎重に距離を縮めていくのが可愛い。
共感性の高い日常や社会における不満が取り上げられることが多く、自分の生活を振り返ることができる。
将来も具体的に見えた上での交際なので、最終回後の不安要素が少ない
落ち着いた生活をしている社会人が恋愛ではしゃぐ姿が可愛い
はい。社会人百合は可愛いんです。可愛い。
可愛い以外で特筆すべき要素は二番目に挙げた「共感性の高い日常や社会における不満が取り上げられることが多い」という性質ですね。特にフェミニズム的あるいは脱家父長主義・脱異性愛主義的な視点で社会に切り込みを入れる作品は多いです。ドラマ化された『作りたい女と食べたい女』はその代表例ですし、先ほど挙げた『バリキャリと新卒』もかなり痛快に切り込んでいて面白いので、ぜひ読んでいただきたいです。他には『オクターヴ』なんかも、社会の生きにくさを描いた名作です。
まあ、そんなことぜんっぜん感じさせない社会人百合もありますし、それはそれで非常に面白いです。具体的には『今日もひとつ屋根の下』とかかな。作者とその彼女・コンさんの日常のイチャイチャを詰め込んだエッセイ漫画です。とても良い。
えっと、絞め方を見失ってしまいましたが、言いたいことは言ったのでとりあえず終わります。みんな社会人百合読めよな!
(ネコ彦)
今回の作品・書籍
捏造トラップ-NTR-(コダマナオコ/一迅社)
ささめきこと(いけだたかし/メディアファクトリー)
悪魔のリドル(高河ゆん・南方純/KADOKAWA)
GIRL FRIENDS(森永みるく/双葉社)
できそこないの姫君たち(アジイチ/竹書房)
双角カンケイ(タチ/芳文社)
100年後に遺したい百合漫画100選(東京大学百合愛好会)
吸血鬼ちゃん×後輩ちゃん(嵩乃朔/KADOKAWA)
将来的に死んでくれ(長門知大/講談社)
行進子犬に恋文を(玉崎たま/一迅社)
きみが死ぬまで恋をしたい(あおのなち/一迅社)
オクターヴ(秋山はる/講談社)
バリキャリと新卒(えすえす/KADOKAWA)
ほぐして、癒衣さん。(ミナミト/芳文社)
定時にあがれたら(犬井あゆ/祥伝社)
女ともだちと結婚してみた(雨水汐/一迅社)
恋と呼ぶには青すぎる(真くん/KADOKAWA)
作りたい女と食べたい女(ゆざき さかおみ/KADOKAWA)
先生シリーズ(18きっぱーオカメ)
欠けた月とドーナッツ(雨水汐/一迅社)
今日もひとつ屋根の下(犬井あゆ/一迅社)