【レポート】プロトタイプ@鬼無里地区を実施しました。
信州つなぐラボ、鬼無里地区コーディネーターの滋野@まーくんです。
1/19(土)〜20(日)の2日間、信州つなぐラボの鬼無里チームが主催するプロトタイプ事業を行いましたので、そのレポートを簡単にまとめます。
今回、首都圏のメンバーを中心とした鬼無里チーム7名は、9月のキックオフ合宿を皮切りに定期的に長野県鬼無里地区を訪れたり、首都圏でミーティングを重ねてきました。
当然ながら普段は首都圏でそれぞれにお仕事を持つ中、直接会ってミーティングすることもあれば、ほとんどの打合せはみんなのスキマ時間を狙ってオンライン会議で繋ぎながら企画を考えました。
日々を丁寧に暮らす鬼無里の人々
鬼無里地区に息づく伝統料理や暮らしの手習い、知恵。そして人口減少の課題に立ち向かいながらも、日々の暮らしを大切に生きる現地の方々との出会い。
チームメンバーそれぞれが感じた「視点」と「やりたいこと」そして「スキル」を掛け合わせるとどんなことができるのでしょうか。
その名の通り“鬼の居ない穏やかな里”
メンバーの中には親子連れで訪問し、現地の子どもたちと仲良くなる場面も。
子ども同士のお手紙のやりとりが生まれたり、まるで家族のような関係となっていました。都会の子どもたちにとっては鬼無里は最高の教育環境なのかもしれません。
「田舎は温かい人が多い」とよく言われますが、「鬼無里」はまさにその名の通り「鬼」がいない、とても穏やかな方が多い地域だなという印象でした。
鬼のいない里を体感する旅を
今回のプロトタイプ事業では、メンバーが体感した鬼無里の魅力をギュギュッと詰め込んだモデルツアーを企画。
「おにのいない里山がっこう」というコンセプトのもと、真冬の鬼無里暮らしを体感し、さらなる関係人口の輪を広げることを目指しました。
都会には無い「雪」と「食」を堪能
1日目は、2班に分かれ現地の方々に味噌作りなどの「郷土食」を教えて頂いたり、親子連れは「雪遊びと薪釜ピザづくり」を楽しみました。
都会の子どもたちは雪に大はしゃぎ。現地の子どもたちと一緒に楽しみました。
(大人たちも本気で雪合戦してました…)
夜は、地元の方々にもお集まり頂き、地酒と名物の「おやき」を片手に、ささやかな交流会を行いました。
鬼無里の食を支えている乾燥野菜、そして極寒の冬山歩き
2日目は、朝から雪が降りしきるなか、2班に分かれて体験に取り組みました。
一つの班では、鬼無里の暮らしを支えてきた「乾燥野菜」を体験。
地元のお母さま方からレシピを習いました。
もう一つの班では「フットパスツアー」として、“極寒“の鬼無里を歩いて周遊しました。
ランチでは2班合流し、鬼無里に昔から伝わる伝統の「箱膳料理」を頂きました。
鬼無里が"なんか面白い"らしいぞ
今回のモデルツアーでは、チームメンバーからのお誘いで参加してくださった方々が多く、それも色々な知見をお持ちの方々(デザイナーやカメラマン、旅行会社の方…)であり、2日間の振り返りではさまざまな意見、可能性のアイデアが出されていました。
「今回はじめて“鬼無里“という地名を知った」という方もいれば「冬なのにこんなにもコンテンツが充実している」という方も。
何より今回の企画した鬼無里メンバーの口コミで「なんだか鬼無里が面白いらしい」と感じてくれていた参加者もいて、まさに「関係人口が新しい関係人口を呼び込んでいる」という状況も生まれていました。
信州つなぐラボから「鬼無里つなぐラボ」へ…(?)
今回のプロトタイプを通じて、さらなる関係人口の輪が広がっていくことを実感しています。
チームメンバーでは、この半年間で終わりというわけではなく、今後に向けて少しづつ動きだそうとしています。
今後の信州つなぐラボ、鬼無里チームの取組みにぜひご注目ください〜。
Photo by Remi Fukamachi