第4期:最終発表会レポート
こんにちは、信州つなぐラボ事務局の桒原です。
今回は、1月22日(土)に行われた最終発表会の様子をお届けします。
当初、現地での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、急遽オンラインでの開催となりました。
①辰野町:川島地区チーム
地元の川島地区振興会の皆さんとの打ち合わせを重ねてきた川島チーム。1997年から2017年まで開催されていた 川島地区の名物イベント「どろん田バレー」を復活させることを目標に活動することになりました。
「参加者も一緒に作りあげる、繋がりが生まれる場づくり」をテーマに、運営側だけでなく参加者の方々と一緒につくるイベントとして、川島地区と繋がりを生み出すことを目指します。
7月の開催に向けて、準備を進めながら一緒に企画を盛り上げてくれる仲間を募集するとのこと。「イベント企画」「ロゴ作成」「広報」などたくさん関わりしろがありそうなので、地方に興味のある方はこちらにアクセスし、ぜひご連絡先をご登録ください。
②辰野町:小野酒造チーム
小野酒造チームでは、小野酒造店の公式アンバサダーを募集し、実際に酒造り体験をしてもらう「姉御酒プロジェクト」を進めています。
アンバサダー募集に関しては、プレスリリースやSNS広告を展開し、1/22時点での応募数は51名。日本酒が好きな方だけでなく、辰野町出身で長野へ想いのある方など、熱意のあるさまざまな方から応募がありました。
今後は、決定したアンバサダーとコミュニケーションを取りながら、4月まで本プロジェクトを進めます。また、中野市のぼたんこしょうチームとのコラボレーションも引き続き模索していきたいとのことです。
③中野市:加工施設チーム
加工施設チームでは、フリーペーパー「あちゃまがじん」の制作が進行中。豊田農産物加工施設と中野市を応援する食と人の情報誌として地域の魅力を発信していきます。
2回目のフィールドワークでは、中野市で活動する移住者の方々を中心にインタビューを実施。また、加工施設のお母さんたちと「郷土料理づくり体験」を通して、さらに親交を深めました。
今後、あちゃまがじんは「等身大の取材日誌」にしたいという加工施設チーム。1月中に校了、2月の入稿と納品を目指して、制作は進みます。そして、今後もあちゃまがじんを続けていく為にも、もっといろんな人を巻き込んでいきたいと発表してくれました。
④中野市:ぼたんこしょうチーム
メンバーの得意なことを活かし、若年層をターゲットにした「ぼたんこしょうの塩漬け新商品の開発」と、「SNSでの発信の活発化」という2本のプロジェクトを立てたぼたんこしょうチーム。
ぼたんこしょうの塩漬け新商品については、サンプル配布とアンケートを実施し、認知度やニーズを調査。そして1月8日には、中野市の方を招待し、試食会兼交流会を実施しました。今後は、試食会で好評だった「ぼたすこ」の商品化や、塩分濃度を控えめにした塩漬けの商品化を進めていきます。
SNSでは「ファンと双方で交流できる座組」を目指し、ぼたんこしょう保存会を応援する立ち位置で運用。収穫の流れだけでなく、レシピやインベント、企画などの情報を発信します。Twitterでは、ぼたんこしょうの認知向上とファンの集客をねらい、またYoutubeではレシピ動画などをアップすることで販売促進に繋げていきたいとのことです。
半年間のプログラムを終えて
半年間での取り組みだと思えないほど、充実したプロジェクトの数々。コロナ禍で現地とのコミュニケーションが取りにくい部分もあったなか、参加者たちが現地で感じたワクワクした気持ちや、今後も地域と関わっていきたい!という熱意が多いに感じられた最終発表会でした。
これで信州つなぐラボのプログラムは一旦一区切りとなりますが、メンバーたちのプロジェクトはまだ続いていきます。今後もどんな繋がりが生まれてくるのか楽しみです。