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メール返信や原稿・資料作成は、時間を空けて、時間を少しかけて精度とクオリティアップ!
皆さんは、煮込み料理をしますか?
煮込み料理というのは加熱している時でなく、火を止めた後に味が染み込んでいくことをご存知ですか?
今日は「急がば回れ」ということで、仕事の中でのアソビの時間を作ることについて書きます。
「時は金なり」とか「スピード重視」的なことがよく言われます。それはとても優先順位の高いことだとは思います。しかし、その先に届ける相手があるのであれば、相手の立場や視点を少し想像する時間をアソビとして持つことは非常に大事だと思います。
時間を空けて、時間を少しかけて精度とクオリティアップ。
効能として、
1.クールダウンできます。メールなどの文書では感情的になると、つい厳しい言葉を使ってしまいがちです。半日くらい時間を空けると冷静になり、考えや表現を変える契機になります。
2.リセットできます。同じくメール、報告や発表に使う資料もすぐに返信せずに、小一時間やリフレッシュしたあとで、再チェックすることで一旦リセットできます。気づかなかった相手の心理や自分の誤字や勘違いに気づくこともあるかもしれません。
3.発酵、熟成させる。食べ物と同じで加工して適正な保存環境を用意して、そこに置いておけば、アイディアがそこから派生的に生まれ付加されるかもしれません。そしてそれこそが独自の個性を引き出すかもしれません。
送られてきたメールなどあまりに不快だったり納得の行かない報告や提案を見ると、即刻、返信してしまいたくなるものが時折あるです。そして、粗雑な文書のまま書き殴って返信してしまい、後からよく考えて後悔することもしばしばです。リアルの喧嘩に似ていたりします。タチの悪いことにメールなどだと誤解や勘違いが多くあります。あとから謝ることはもちろんできますが、出来るならそんなことをせずに円滑に進めることの方が遥かに時間を短縮できます。
「時は金なり」とか「スピード重視」的なことがよく言われ、とても優先順位の高いことだとは思います。しかし、その先に届ける相手があるのであれば、相手の立場や視点を少し想像する時間を持つことは非常に大事だと思います。
少し時間を空けて深呼吸やリフレッシュして、それから時間を少しじっくり精度とクオリティアップされてみてください。
まずはメールを返信する際などに予約機能を有効活用することからはじめるといいでしょう。一時保存にして半日後くらい寝かせておけば、あとから気になった際、送信前に修正できます。もちろん緊急時は例外ですし、フランクにやりとりするならチャットやzoomの方が手っ取り早いものです。