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上機嫌と不機嫌──オセロのようにひっくり返る心の景色

人生において、上機嫌でいることの重要性に気づく瞬間がある。その意識を優先順位として心に据えたとき、日々の心の働きが変わり始めるんだ。それはまるで、内なるフィルターが生まれるような感覚だ。

ある日、友と長い間楽しい会話を楽しんでいた。しかし、その最後に些細なことで私が不機嫌になってしまった瞬間、それまでの楽しい時間が一気に「黒」に変わる感覚を味わったんだ。それはまるでオセロの盤面が最後の一手で全てひっくり返るようなものだった。楽しい時間が長ければ長いほど、ひっくり返ったときのダメージは大きい。

この経験から気づいたのは、「上機嫌を優先する」という心の習慣の大切さだ。もし、上機嫌でいることが自分の中心にあれば、不機嫌という「黒の一手」が全てを塗りかえない力を持てる。上機嫌は単なる感情ではなく、心の軸であり、物事を判断するフィルターとして機能し始めるのだ。

上機嫌の優先順位がもたらす変化
上機嫌を優先するとは、考え事や行動をする際、その感覚が自動的に「これは上機嫌を損なうかもしれない」と教えてくれることでもある。その結果、不必要な負の感情が自然に蓋をされるようになる。この働きは意識的というより、むしろ無意識に近いものだが、その影響は大きい。

不機嫌によって全てがひっくり返るあの感覚を思い出せば、「上機嫌」の優先順位を高めることがいかに大切かが分かる。楽しい時間を守り、さらに豊かにするためには、この「白石」の基盤を強固にすることが鍵だ。

不機嫌に全てを奪われないために、上機嫌を軸に生きる選択。それは心の安定だけでなく、周囲との関係や日々の幸福度をも高める道である。オセロの盤上を白で満たし続けるために、上機嫌を日々意識してゆこうじゃないか、友よ。