コミュニケーション能力の塊・鈴木亮が挑む人材育成とコミュニティ運営
SHINSEKAI Technologies(以下、シンセカイテクノロジーズ)では、シンセカイメンバーの経歴や、コミュニティ運営への想いを連載中です。
▼前回は、人事・北畠に話を聞きました。
今回は、MURAパートナーズ事業本部 コミュニティサービス局・リクルーティング事業本部 nestJapan局で局長を兼任する鈴木 亮にインタビュー。
家電量販店やキャリアショップでスマートフォン・固定インターネット販売に従事。2017年に携帯ショップへの営業コンサル・販売研修を行う会社を起業。代理店への営業コンサルや、自社スタッフの育成・管理にも尽力する。2023年、業務委託としてシンセカイテクノロジーズに関わり、2024年2月に正社員としてジョイン。
豊富な販売経験と、高いコミュニケーション能力を持ち、これまでのビジネス経験を活かしながら新たな分野への挑戦を続ける鈴木に、新しいものに触れる楽しさやコミュニティ運営のやりがいについて聞いてきました。
働きながら学んだ起業への道
──はじめに、簡単に自己紹介をお願いします。
キャリアとしては、父親がやっていた工務店での大工の仕事がスタートです。
その後、自分のキャリアを考え直すタイミングがきたのですが、父親を含め、親族に会社員として働いている人がいなかったこともあり、自分も起業を意識するようになりました。「20代で企業をする!」という目標を立て、スマートフォンやインターネット販売で接客や販売方法を働きながら学びました。そういった経験を積み重ね、20代で起業するという目標を30歳になる前日に達成できました。
その後、趣味のゲームをきっかけにコミュニティ運営に興味を持ち、シンセカイテクノロジーズの存在を知りました。そこから業務委託を経て、2024年2月にシンセカイテクノロジーズに入社しました。
──起業に行きつくまでのエピソードを教えてください。
「起業」という目標を果たすために、接客・販売と、ビジネスに必要なスキルを身に着けるという思いで働きました。
販売を学ぶために携帯販売に従事したのですが、それが自分には合っていましたね。
派遣社員から入って、結果を出して契約社員になり、更に正社員を目指していました。
結局、会社の制度の関係で正社員にはならなかったのですが、販売を始めて2日で25台販売したことや、全国で年間成績4位になったことは自信に繋がりました。
起業してからも、得意な携帯販売・インターネット販売を軸に、携帯ショップのスタッフの育成や自社社員の育成を行っていました。
いつだって自分を突き動かすのは新しいことへのワクワク感
──オンラインコミュニティに関わったきっかけは何ですか?
元々ゲームが好きで、AxieInfinityというブロックチェーンゲームをたまたま動画で目にし、ゲームでお金を稼げるということに衝撃を受けました。
そこではスカラーシップといって、自分が持っているNFTで人に稼いでもらう仕組みがあったのですが、それが携帯販売も似ているなと感じました。家電量販店にスタッフを営業支援に行かせることと同じような形なので、今までのビジネスの知見が活かせるなと思い、フィリピン人を20人くらい雇ってやってみました。
でも参入時期が悪く、NFTの価値が2,3カ月後には半分になっちゃって...苦笑。
そこで当時のTwitter(現:X)で仲間を集めて、別のブロックチェーンゲーム(Pegaxy)をみんなで一気に宣伝し始めました。
ゲームの公式Discordサーバーにある日本語チャンネルがほぼ動いていなかったので、勝手に自分で非公式の日本語サーバーを作ったんです。
そこに600~700人もの人が入ってくれて、ゲーム自体も盛り上がりました。
みんなで色々なゲームを行う、自分のコミュニティも立ち上げました。200人くらいの人が入ってくれて、コミュニティを創ることに楽しみを見出しました。
──起業という夢を叶えた後、なぜシンセカイテクノロジーズにジョインすることに?
「新しいテクノロジーやビジネスに触れることが好きだから」ですかね。
携帯販売員時代、まだスマホが今ほど一般的ではなく、みんなガラケーを使っていたから、スマホの説明をすると感動してくれて。どうやったらもっと感動してもらえるかというトークフローを磨くことに喜びを感じていたんです。
ただ、今だと新しい機種が発売されてもそんなに大きな差を感じないじゃないですか。
スマホが一般化した今、「お客様に感動を与える」というような喜びを感じられずにいたんです。そこにコミュニティマネジメントやコミュニティマーケティングという新しいものが出てきて、これはこれから伸びていく産業だなと。触れておきたいと思ったんです。シンセカイテクノロジーズを知ったのはそのタイミングですね。
もともと、CSOの岡崎と連絡を取っていたので、まずは業務委託で入って、その後正社員になりました。
最初に岡崎に話を聞いたときに、シンセカイテクノロジーズは7人ぐらいのメンバーで大きなプロジェクトのコミュニティ運営をしていて、少人数でこんな大規模にコミュニティ運営が出来るところに可能性を感じたんですよね。
人材育成とコミュニティ運営の両輪で新しい市場を開拓
──シンセカイテクノロジーズではどのようなことをしていますか?
今行っているのは大きく2つあって、1つはコミュニティコンサルティング局のマネージャーです。
コミュニティの構築と、コミュニティを醸成していく部分を担当しています。
具体的には、「どういった形でコミュニティを大きくしていくか」を弊社のコミュニティデザイナーや、コミュニティスーパーバイザーたちと検討し、より良いコミュニティにしていくことをミッションにしています。
コミュニティデザイナー:LTVやROAS向上するためのコミュニティグロースモデルを考え、実行し、改善し続ける仕事。
コミュニティスーパーバイザー:LTVやROAS向上するために熱量の高いコミュニティを形成し、運用・改善し続ける仕事。
もうひとつはnestの代表です。
コミュニティマネージャーやモデレーターは業務委託の方々が担っているので、その方たちにコミュニティの盛り上げ方を伝え育成したり、nestのビジョンをより広く社会に伝えていくことをメンバーと一緒にやっています。
現在、nestの研修用に資料や動画を作っているところなんですけが、これも起業していた時に、現場と人材育成を兼務していた経験と繋がるところがあるんですよね。
人材の育成と、実践の場を兼務してることによって、例えばコミュニティコンサルタント局でこういうモデレーターが欲しい、こういうコミュニティマネージャーが欲しいということがわかるので、nestでいかにそういう人材を育てていくかを考えるおもしろさがありますね。
──今の目標は何ですか?
nestについては、先述した研修をもっと充実させたり、業務を細分化して資格制度を作りたいと思っています。
会社員の方や、子育て中のママにモデレーターとかコミュニティマネージャーをやっていただいているんですけど、nestとしての業務委託が本業になる人が今後増えていけばいいなと思っていて、案件を掛け持ちしていただいたり、受注単価を上げていくことがnestとしては大事だと感じています。
資格制度を作ることで、みなさんの自信に繋がればいいなと思っています。
──コミュニティの運営で難しい点、おもしろい点を教えてください。
もともと僕はお酒を飲むことが好きで、赤提灯のお店に一人で入って、いろんなコミュニティに突っ込んでいくんですよ。
そこで場を盛り上げるようなことはプライベートでもやっているので、盛り上げることに難しさは感じないのですが、オンラインコミュニティでの新規ユーザーの迎え方は、オフラインのコミュニティとは違いますね。オフラインだと新しい人が入ってきた時にすぐわかるし、知り合いがいれば他己紹介もある。でもオンラインのDiscordサーバーに初めて入って来てくれた時は、その人が何をしている人かもわからない。入り口まで来てくれていても、もっと中に入ってもらうための声のかけ方は人それぞれ響き方も違うので、そこは難しいポイントかもしれないです。
おもしろいと感じたのはコナミデジタルエンタテインメント様の「PROJECT ZIRCON」の事例です。
まだNFTも販売してない時期に、どうやったらコミュニティメンバーが定着するかを考え、いろいろな仕組みを作りました。
そこに共感するメンバーが集まって、今では物語上の闘争についてZIRCONのボードゲーム作ろうとか、ZIRCONのステッカーで割引が効くような協力店を増やそうとか、自発的にいろいろ活動してくれる人が増えてきたので、これはコミュニティを運営していて手応えを感じましたね。
──どんな人がシンセカイテクノロジーズで活躍できると思いますか?
一番大事なのはコミュニティというものに可能性を感じているかどうかですね。
あとはスタートアップなので、上場という大きな目標に向かってみんなで頑張っていこうと生き急いでる感覚が好きな方は、間違いなく活躍できるかなと思います。
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