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「NFTプロジェクトも手がける」BizDev・伊藤弥生が切り拓くWeb3ビジネスの新たなカタチ
SHINSEKAI Technologies(以下、シンセカイテクノロジーズ)では、創業メンバーの経歴や、Web3への想いを連載中です。
▼前回は、CTO・澤田に話を聞きました
今回は、新規事業開発や広報・IRを担うCBDO(最高事業開発責任者:Chief Business Development Officer)の伊藤弥生にインタビュー。
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女性メディア『MERY』の立ち上げを筆頭に、数々のメディアやエンターテインメント領域で新規事業を開発。また、自身でも”NFTと企業を繋ぐマッチングプラットフォーム『PORT』”のCo-founderを務めるなど、シンセカイテクノロジーズ以外のWeb3領域でも活動の幅を広げています。
これまで、Web2での新規事業開発を行ってきた伊藤が「NFTやWeb3に興味を持ったきっかけ」や「これからの事業展開と求める人物像」などを聞いてきました。
株式会社SHINSEKAI Technologies
CBDO 伊藤弥生
Twitter:@yayopii
Instagram:@yayopii
Web2領域からWeb3の世界へのきっかけ
──はじめに、簡単に自己紹介をお願いします。
シンセカイテクノロジーズ、CBDO(Chief Buisiness Development Officer)の伊藤弥生です。
新規事業開発担当として、他企業とのアライアンスを担ったり、コーポレート・事業PRを行ったりと、Web3領域での新たな事例づくりに取り組んでいます。
私は、新卒でサイバーエージェントにてアリプロデューサー職を務めた後、女性向けキュレーションメディア『MERY』の創業メンバーとして、広告商品開発から営業、PRまで幅広く経験しました。
その後も、エンタメ×ITの領域で新規事業の立ち上げに携わり多くの“ゼロイチ”に関わってきました。
また、個人では「ホテル暮らしOL・やよぴ」として活動しフォロワー計130,000人を突破し、観光業界や別荘作りなどのお仕事もしています。
他にも、後述する、NFTとリアルのユーティリティを繋ぐプラットフォーム『PORT』も運営しています。
──いつ頃から、Web3へ興味を持ち始めましたか?
5~6年前から仮想通貨やブロックチェーン業界の友人が多く身近な存在でしたが、NFTに興味を持ったのは約1年半前、前職のFIREBUGでタレントさんのNFTづくりに携わったことがきっかけでした。
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Web3業界に興味はあったものの、当時は投機的なイメージが今よりも強かったことと、Bizdevとして自分が担えることのイメージが湧いてなく本業で関わるイメージがまだ持てていませんでした。
──そこからWeb3に本格的に進出し、仕事として楽しめるようになったきっかけを教えてください。
友人から、日本発のNFTコレクション『NEO TOKYO PUNKS』のコミュニティについて教えてもらったことが大きなきっかけでした。
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NEO TOKYO PUNKSは、国内外を問わず、運営とホルダーの交流・発信が盛んで、傍から見ていても、その盛り上がりを強く感じました。
そこで私も初めてのNFTとしてNTPを購入し、コミュニティに参加。そこで大きな衝撃を受けたのです。バックグラウンドも顔も本名も知らない大人同士が、コミュニティで一丸となり、プロジェクトを盛り上げている姿は、まるで大人の文化祭のようでした。
様々な熱量ある発信をしたり、好きなものに打ち込むその姿に、「なんておもしろいのだろう!」と思うと同時に、今後こういったコミュニティの形は、マスに広がったり、マーケティングに活用されたりと、どんどん膨らんでいくというイメージが沸きました。
NFTを活用したコミュニティ作りや、コミュニティ内で生まれたエネルギーを生かしたマーケティングは、人と人との繋がりを強くすると確信しています。タレントやクリエイターがNFTを活用することで新たな表現の場が広がったり、企業のマーケティングやCRMに活用されることを想像してわくわくしたことを覚えています。
──NFTプラットフォーム『PORT』を立ち上げたきっかけも、そこにあるのでしょうか?
そうですね、NFTの面白さや可能性に気づき「自分でも作ってみたい!」と感じました。
私は、ユーザーとして素敵な体験をしたものは、自分も作り手側に回りたくなるタイプで、ホテルが好きなので“ホテル作り”にチャレンジしたり、MERYを通じてメディアに面白さを感じたので、“個人のメディア”を作ったり。
だからこそ、自分がNFTを作るのであれば、自分の得意な領域である「新しい体験を作る」や「ホテル・旅」に焦点を当てたいと思いました。
私自身も「コレがほしい!」と思ったものを手掛けることで、作る過程も楽しく、使ってもらう方も楽しい素敵なものを実現したいです。
制作者目線から“Web3クリエイターの支援”を強化。シンセカイテクノロジーズが目指すもの
──シンセカイテクノロジーズに、ジョインしたきっかけを教えてください。
本格的にNFTに興味を持ち始めてから、次は“Web3”領域の会社にジョインしたいと考えていました。そこで、友人経由でシンセカイテクノロジーズ創業前に社長の大社に出会い、創業メンバーとして参画しCBDOに就任しました。
──中でも決め手は何でしたか?
Web3領域に全振りせず、Web2とWeb3の間にある「Web2.X」にフォーカスしていることです。これまでのBizdevの経験を活かしながら、新しい領域にチャレンジしたいと思っていたので、企業やクリエイターのWeb3進出を支援する、シンセカイテクノロジーズの掲げる「Web2.X」シフトの事業構想ととてもマッチしていました。
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また、シンセカイテクノロジーズの創業メンバーの魅力も大きな理由の一つで、全員がWeb2領域で事業を作っていたり、会社経営をしたりと、様々な強みを持つリスペクトできるメンバーばかりで、会社と一緒に成長していきたいと思いました。
──シンセカイテクノロジーズでどのようなことをしていますか?
企業やクリエイターのWeb3進出のきっかけや機会を、様々なステークホルダーと連携しながら創出しています。
クリエイターがWeb3に進出することで、活躍できる舞台を増やせることに可能性を感じ、Web3領域のクリエイターレーベル『cryptex』を立ち上げました。meta社と共同で、既にファンを抱えるクリエイター向けに、NFTクリエイターの誕生・育成プロジェクトを実施しています。
また、Web3・NFTをもっと身近に感じ、Web3の世界への架け橋になるように、ビジネスパーソン向けにWeb3メディア「LIGHT HOUSE MEDIA」を立ち上げました。
スタートアップ企業で足りないものが多い環境だからこそ、創業初期から広報活動にも力を入れています。
モチベーションの根源は“知的好奇心”。NFTを通じて、新たな体験を
──シンセカイテクノロジーズが創業してから4ヶ月が経過していますが、今、業界に思うことは何ですか?
Web3は、まだ新しい業界です。市場の流れや移り変わりがとても速い。様々なNFTプロジェクトやブロックチェーンとゲームをかけ合わせた「GameFi(ゲーミファイ)」が出てきたりと、この数ヶ月間でも多くのプロジェクトが誕生しました。
そして、全てのプロジェクトで”コミュニティ”は欠かせない大きな役割です。
「Web3を起点にしたコミュニティ事業」に力を注ぎ、「Web3×コミュニティと言えば、シンセカイテクノロジーズ!」と思ってもらえるように尽力していきます。
またWeb3支援サービス「MURA」として様々なプロダクトをリリース準備しているのでとても楽しみです!
──伊藤さんは、数々のWeb3プロジェクトに関わり、業界全体も牽引している印象があります。Web2領域からシフトして、今Web3業界にのめり込むモチベーションの源泉はどこから来ていますか?
一番は好奇心だと思います。
「テクノロジーによるユーザー行動の変化」に興味を持っていて前職では「キュレーションメディア」を通じて、ユーザーの情報の取り方が変わるところに面白さを感じていました。
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Web3も同様に、NFT技術を用いることによって、デジタル上に「所有」という概念が生まれました。ユーザー自らが、“自分の所属するコミュニティ”を証明するようになったことは、とても興味深いことです。
その過程を見ながら、自分も新しい事例を作ってみたり、新しいユーザー行動を作ったりすることに関われるというのは他ではなかなかできない経験ですよね。
──では最後にシンセカイテクノロジーズのカルチャーや迎え入れたい人物像を教えてください。
やはり、「各々が心地良い環境で最高のパフォーマンスを出して、大きな目標を達成したい」と熱量を持てる方でしょうか。
シンセカイテクノロジーズでは「自分ができること」「人から求められてること」「得意なこと」が重なり合う「生きがい」を大切にすることを、1つの重要なカルチャーにしています。
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「生きがい」はミッションにも組み込まれていて、仕事も個人の趣味も違うメンバーがそれぞれ尊重し合って、お互いをリスペクトする文化に共感してくれる方はうちでも働きやすいはずです。
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そして繰り返しにはなりますが、Web3の市場はまだまだ伸び盛り。なかなか「正解」が分からないからこそ、「大きな目標を達成したい」と思える方とぜひご一緒できればと思います。
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