学校の耐震補強にもシンデレラ製品が
福岡県糟屋郡須惠町にある
シーエススチール株式会社の事例です
かつて無い加工依頼
ある時、佐賀県の鉄工所からH型鋼の一辺を切断できるか問い合わせがあったそうです。しかしウェブ面と呼ばれる中の部分は切断できないために、2〜3ミリをサンダーで削る必要があったそうです。
そうすると、時間がかかり採算が合わないことは明白でした。
それなら、こうした
お客様に加工内容を説明して加工をお断りしました。
その後で、用途を聞くと建築耐震用に使用されるとのこと
切断する目的は、コンクリートを注入する為に、
一辺を切断するとのことでした。
それならウェブ面から10ミリ残して切断すれば、
削る手間がかかりませんと提案しました。
回答は、問題ないとのこと
今では、全国の学校で採用
実は、この依頼は、下記の事情があったそうです
大手ファブリケーターのご依頼で、
建設省(現国土交通省)に耐震鉄骨ブレース新工法の
承認を得る為の試作だったそうです
その後この工法に提案した10ミリ残して
切断することが標準化されました。
今では、全国の学校校舎の
耐震工事に採用されています。
この加工方法が、業界でのスタンダートとなり
工期削減ととコスト短縮につながったことは
誇りと言われています。