「長時間やれば沢山出来る」というのは妄想(本質を伝える#51)
長時間やると"やった感"が沢山得られるだけ
沢山出来たかは別の話
睡眠を取らずに休まず長時間やり続けるよりも
寝た方が沢山出来る
休んだ方が沢山出来る
エネルギーを貯めるから
エネルギーを沢山使える
エネルギーを沢山使うから
沢山の事が出来る
しんさんの本質を伝える解説
毎日睡眠時間が3,4時間とか、徹夜でやるという人がいますが、緊急の場合のように短い期間で何かを終わらせる場合には良いと思います。期限が調整出来ない場合、それはやむを得ない対応です。
一方で、緊急度は無いのに、通常時に睡眠時間が短かったり、徹夜でやっている人を見かけます。そういう人は一度冷静になって長期視点で考えてきましょう。
アウトプットの量は「生産性×時間」で決定します。
睡眠時間が短い人は
生産性:低い
時間:長い
という状態にあります。
一方で、睡眠時間を十分にとっている人は
生産性:高い
時間:短い (で済む)
となります。
例えば、睡眠時間が4時間の人と睡眠時間7時間の人を比べてみましょう。
前者は1日の稼働時間が20時間。後者は1日の稼働時間が17時間となります。
睡眠時間が4時間の人が7時間の人の生産性の0.8倍になるとします。
そうするとアウトプット量は、
睡眠時間が4時間の人
生産性0.8×20時間=アウトプット量16
睡眠時間が7時間の人
生産性1×17時間=アウトプット量17
となります。つまり生産性が0.2落ちるだけで、7時間睡眠の方がアウトプット量が多い事になります。
しかし、実際の生産性の落ち方はもっとヒドイと思っています。
おそらく、生産性は0.5から0.6くらいに落ちてしまうのではないでしょうか。
そして睡眠不足が続けば続くほど、どんどん悪化します。
ちなみに生産性が半分になれば、アウトプット量が10になるので、時間をかけても意味がない事が分かります。
人間は蓄えた分だけでエネルギーが出せます。
エネルギーを蓄える為には、まず休む(≒寝る)必要があります。
そして、エネルギー効率というものもあります。
睡眠不足の時は、身体が「寝たい」という部分(≒回復したいという部分)にエネルギーが使ってしまう為、エネルギー効率が悪く、アウトプットの為に十分なエネルギーを使う事が出来なくなります。
睡眠は、エネルギーを貯める為にも必要ですし、エネルギーを効率よく使う為にも必要です。
睡眠時間が短い人は、一度騙されたと思って、一定期間睡眠をとった上で仕事をしてみてください。実際に違いを体感できると思います。
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