#プーチンは正に自業自得だ #15日までベルリンで開かれたNATO外相会合では #多くの国がフィンランドとスウェーデンの加盟方針を歓迎 #既にバルト3国に加え北欧ではデンマークとノルウェーはNATO加盟国 #スウェーデン首相NATO加盟が最善会見で表明
スウェーデンの政権与党、社会民主労働党は15日、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持すると表明した。同国首相でもあるアンデション党首は記者会見で「NATOに加わることがスウェーデンの安全保障にとって最善だ」と語った。
16日に議会で意見集約したのち、政府としての意思を決定する方針だ。与党を含めて主要政党はNATO加盟を支持しており、同国の加盟申請はほぼ確実だ。
15日にはフィンランドもNATOに加盟申請する方針を発表した。アンデション氏はフィンランドとできるだけ足並みをそろえていきたいと語った。フィンランドのニーニスト大統領は17日からスウェーデンを訪れ、アンデション氏らと会談する。同時申請で一致する可能性がある。
フィンランドが加盟に動くなか、アンデション氏はスウェーデンが加盟しなければ「バルト海沿岸で非常に脆弱な立場になる」と説明した。バルト3国に加え、北欧ではデンマークとノルウェーはNATO加盟国だ。
スウェーデンは約200年にわたって軍事的な中立を維持し、戦争に主体的に関与してこなかった。社会民主労働党も伝統的にNATO加盟に反対の立場をとってきた。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、方針を転換した。
15日までベルリンで開かれたNATO外相会合では、多くの国がフィンランドとスウェーデンの加盟方針を歓迎。申請され次第、加盟手続きを迅速に進める見通しだ。