#ポンド上昇 #英下院が首相の解散提案を否決 外国為替市場でポンドが主要通貨に対して買われている。対ドルでは英国時間4日21時50分(日本時間5日5時50分)すぎに前日比0.0170ドル強高い1ポンド=1.2250ドル近辺まで上昇し、4日の高値を付けた。
英議会下院が4日、ジョンソン英首相が提案した議会解散の動議を否決した。総選挙実施の可能性が後退したことでポンドが買い戻された。
英下院は4日、欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」を阻止する離脱延期法案を可決。これを受け、10月末の離脱を目指すジョンソン首相は解散総選挙の実施を英議会に提案したが、可決に必要な下院議員の3分の2の賛同を得られなかった。
下院で可決した離脱延期法案は上院に送られて成立する公算が大きい。10月19日までに新たな離脱案が英議会で承認されなければ、離脱期限を現在の10月末から2020年1月末まで延期する申請を政府に義務づける内容となっている。