こころの育ち 0歳-1歳
みなさんこんにちは。
しんぴーです。
とても久しぶりの投稿になりました。
毎日noteなど更新されている方々を見習って再び更新をしていきたいと思っております。
今回は「こころの育ち」についてご紹介です。
私たちが臨床の中で出会う人々は、
「不安に対してどう対処したら良いのか」
「恐怖をどう克服したら良いのか」
「あの人とは分かり合えない」
このように複雑な事情をかかえ、これまでの心境をカウンセリングの中でお話ししていきます。
表面的に対処法をアドバイスしたとしても、それらは根本的な問題の解決にはなっていない事が多いのです。
私はカウンセリングをすすめる中で気づいたことがあります。
それはクライエントさんが求めていることは、自分たちが「どこまで育っているのか」
「確かな自分はどこにいるのか」
このような自分を確かめたいというニーズがある方が多いことです。
自分自身が何者なのか
どういう心のテーマがあるのか
このような「自分探し」の作業を一緒にお手伝いしていくのです。
こころの育ちでは、このような発達段階でつまづきのある方が「育ちなおし」を通してこころの器を再び大きくしていくヒントをお伝えできればと思います。
産まれたばかりの赤ちゃんは、「養育者に育てられる存在」であり、全面的に他者に依存するしか生きていく方法がありません。
赤ちゃんとお母さんは「一対の母子」と呼ばれあまり赤ちゃん単体ではみられません。
それくらい養育者に依存した形でお世話をされながら大きくなっていく時期です。
この時期に得る力「希望」です。
この希望とは「私は生きていて大丈夫なんだ」「頼っても大丈夫なんだ」という世の中への安心感を得ることを指します。
反対にこの時期にネグレクト(放置される虐待)など不適切な養育をされつづけると
「不信」がこころの中で育まれます。
これは「世の中に受け入れてもらえていない」ような「周囲を信用できない」という感覚、
「猜疑的」という自分も相手もそのまま信用できない感覚が育まれてしまいます。
つまり生きていくための根本的な力が養われないまま身体だけが大きくなります。
ここでの育ちなおしは「全面的に依存しなおす」ということです。
不信が多い方はもう一度、信頼できる誰かに依存して、理想の愛され方を求めるのです。
0歳から1歳の時期は「生きていくための土台作り」と呼ばれ、今後の人生に大きな影響を与えます。
親の皆さんは、この時期にその子の人生の基盤を作る大仕事をしているということになりますね。
次回は「綺麗な子育てはない。愛着を育む」をテーマに書いていきたいと思います。
それではまた。
最後まで読んでいただきありがとうございました。