Funds立ち上げメンバーが入社から5年経って今思うこと
これは「Funds Advent Calendar 2022」9日目の記事です。
はじめまして、Fundsで営業部門の執行役員している新才です。
普段はあまり自分の想いとか語らないキャラですが、入社してもうすぐ5年経つということで今思うことをつらづらと書いてみようと思います。
なぜFundsに入社したのか
僕がFunds(旧クラウドポート)に入社した理由はFundsのサービス構想に共感したのもありますが、一番は「変化を創り出す側に行きたかったから」です。新聞やニュースで新しいサービスを知る度なぜだか時代から取り残されている気がして変化を受ける側にいる自分にモヤモヤしていました。
知らない間にどこかで誰かがサービスを生み出し、自分の生活が便利になっていく、それが少し悔しかったのかもしれません。
今思うと早く転職しろよって感じなんですが、当時は少しビビってる自分もいてなかなかに悩んでたんですよね。何をするでもなく漠然と今のままじゃだめだなーって、、
そこからとにかくアクション起こしてみようってことで転職活動を始めた訳なんですが、半年ぐらい経った時に運良くファンズの構想に出会うことができました。
そこからは一瞬で、今までの悩みが嘘のように内定もらった翌日には退職届提出して気が付いたらFundsにJoinしてました。
結構衝動的な転職でしたが5年たった今でもあの時の直感は正解だったと思いますし、本当に転職してよかったなとしみじみ思っています。
Fundsに入社してみて
唯一のBizdevメンバーとしてJoinした僕ですが、前職が大手証券会社だったこともあって仕事のスタイルや会社の雰囲気など全く違う環境すぎて最初は戸惑いの連続でした。
違いという意味では本当にたくさんあるんですけど当時を振り返って印象に残っている以下の3点について話してみようと思います。
ドレスコード
営業の極み
裁量と責任
ドレスコード
入社後最も戸惑ったところとしては何と言っても服装です。今までは毎日パリパリのスーツと髪型にバキバキの目をした人たちの中で仕事をしていたので何を着たらいいのかわからずあたふたしてました。一番の思い出は初めて藤田社長とファンズの提案をしに企業を訪問する時に「服装は何でもいいよ」って言われたのでふわふわの柄セーターとサルエルパンツいうスタイルでオシャレ決めていったんですよね。そしたら現地についた瞬間藤田社長から「何でもいいとは言ったけどそれは流石に、、」って言われちゃいましてあの時は「あー俺のスタートアップ短かったなー」って絶望したのを覚えています。これから転職をする金融業界出身者のために当時のファッションイメージ載せておくのでご参考ください。
営業の極み
そんな黒歴史もありつつ、Fundsのローンチに向けてファンドを組成してくれる企業の開拓に乗り出したんですがそこからが本当に大変でした。
前職ではいわゆる無形商材の営業をしていたので、それなりの営業力はあるかなと自負していたんですけど、サービスの立ち上げ期の営業はさらにその上をいきます。当たり前ですけど無形どころか商品なし、実績なし、会社の看板(信用)もなしと絶望的な3拍子揃った状態、、これぞまさに営業の極み。
こんなのどうやって営業するのって感じなんですけどこのフェーズを突破するために何が必要だったか振り返って考えてみると
圧倒的熱意
他社事例を自分たちの実績として話す
やれるのかではなくやるの精神
あたりがポイントになってる気がします。ご覧いただければ分かる通りほぼ精神論です。
まず「圧倒的熱意」とは自分がいかに生み出そうとしているサービスを素晴らしいと思えているかと言い換えることができます。
人の心は正直で本当にいいと思っているものを提案する時は覇気(内からほと走るオーラ)を纏っているんです。その迫力みたいなものがあるとないで印象は全然違います。
次に「他社事例を自分たちの実績として話す」ですがこれが3つの中だと一番ちゃんとしている感じですよね。近しい他社事例を用いて自分たちも同じになるorそれ以上の結果が出ますみたいに伝えるのは商品や実績がない中でサービスがリリースされたらどうなるのかをイメージしてもらえる一番の方法だと思います。日本国内に類似がなければ海外でも構いません。
最後に「やれるのかではなくやるの精神」です。スタートアップのサービス立ち上げはこれが最も重要かなと思っていて、頭で考えてたら何も生み出せません。そもそも世の中にない新しいものを生み出す訳なので不確定要素だらけですし、普通に考えたら無理だろってところを何度も突破していかないといけません。目の前に壁が現れたら後ろに下がるのではなく、しばらく壁にそって横に移動していくとまた前に進める、うまくは言えないけどそんな感覚です。
偉そうに色々書きましたが、正直ほぼ精神論で全くあてにならないという人もいるかと思います。でも個人的にはこれがリアルだよなーって思っていたりしますので、共感してくれる人がいたら是非お酒でも飲みながら話したいですね。
裁量と責任
3つ目は裁量と責任です。採用面接をしていたり、友人から転職の相談を受ける時によく聞く理由の一つとして「もっと裁量をもって仕事がしたい」があります。特に大企業で働かれている人に多いかもしれません。スタートアップに転職するまでは僕もそんなこと思ってたりしたんですけど、実際裁量を与えられてみて思うのは裁量が広がった分責任も比例して増えるってことですね。
どのフェーズのスタートアップに入るか、どんな肩書きで入るかにもよるんですけど当時の僕が思う「もっと裁量をもって仕事がしたい」は要約すると「ちょうどよい裁量とちょうど良い責任が欲しい」だったんだなーと思います。
実際はそんなに甘くなくてBizdevのメンバーは僕一人だったので思った以上に裁量をいただいた結果、プレッシャーで寝れない夜も数えきれないほどありました。ただ裁量があるというのは裏を返すとそれだけ信頼してもらえているってことでもあるので悪いことばかりではありません。僕の場合は任せてもらえる、信頼してもらえるというのは自分の価値だと思っているので、シンプルに嬉しかったですし、そこを乗り越えたおかげでかなり成長できたと思っています。
スタートアップは素晴らしい
ここまで立ち上げの苦労話ばかりしてきましたが、楽しい面もたくさんあります。正直この楽しさがあるからこそ続けていけると言っても過言ではありません。
会社の成長を肌で感じることができたり、新しいものを生み出す意思決定の速さ、アグレッシブなマインドをもったメンバーと切磋琢磨する毎日など数えきれない良さがありますが、その中でもサービスがローンチされた時の喜びは言葉にできない感情がありました。自分達の中だけで構想・検討を重ねた思い入れのあるサービスが世に出ていく瞬間はそれまでの苦労が全て良い思い出になってしまう程です。これぞまさに僕が転職した理由である変化を創り出す側に行きたいを実現できた瞬間でした。
サービスがリリースされた後を書くと書ききれないのでこの辺で止めておきますが、サービスに対して親心的な感情が芽生えていて、「Fundsつかってるよ」とか「Fundsっていいサービスだよね」とか言われるととても嬉しい自分がいます。
心の底から自信を持ってお薦めできるサービスになっているのでこの投稿を読んで興味を持っていただけたらサイトを訪れてみてもらえると嬉しいです。
終わりに
Fundsはこれまでたくさんの「〇〇初」を生み出してきましたが、まだまだ序曲に過ぎません。これからも「まだない答え」を求めて挑戦を続けていきますし、僕が感じた立ち上げの喜び・達成感を感じるチャンスは常にあります。
僕らのミッションである、「未来の不安に、まだない答えを。」に共感してくださる方がいたら、カジュアルに話聞いてみたいとかでもいいので是非Fundsの門を叩いてみてください。
Funds Advent Calendar 2022はまだまだ続きます。明日以降もお楽しみに!
長文お付き合いいただきありがとうございました。
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