「小学校〜それは小さな社会〜」から考察する公立小学校のあり方

現代の小学校の様子を知ることができる映画だった。印象的だったのは、音楽発表会でオーディション形式でシンバルを演奏できる権利を勝ち取った一年生の心情だ。

音楽担当の先生、入学したての一年生に対して厳しくないか…?公立小学校で児童に対して自宅で練習するように仄めかしたり、できない箇所を先生に教えを乞うくらいの気概は必要なのかな。そもそもあの年代で知ることによって楽器を演奏することをシンプルに楽しめなくなるリスクの方が高いような気がした。オーディションを勝ち取った一年生が上手く演奏できずに、全体に迷惑が掛けてしまっていることに対して悔し涙を流しつつも、前向きに取り組めたので良かったものの、音楽そのものを嫌いになってしまう可能性もおおいにあるなと感じた。もちろん先生方は児童一人ひとりの特性を見てチャレンジを後押ししているのはわかる。でも公立小学校で個人が成長するために、オーディション形式をとって楽器を演奏する児童を選出して悔しい思いをさせる必要があるのかという点が疑問に思った。

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