人生の8割を損している「感情人間」への☆処方箋
私たちは義務教育で様々な学問を習いました。
国語、算数、理科、社会……
最近は低学年では社会、理科の代わりに「生活」という科目が取り入れられ、また英語も小学生から取り入れられるようになるなど、よりよい教育を目指して変化してきています。
しかし大人になった今、何故これを義務教育にしないのか? そう思う科目があります。それが、
「心理学」
大学までは困ることはそう多くありません。
でも卒業後、私たちは突然説明も無しに、いつのまにか「社会人」というレッテルを貼られ「社会」という荒れ狂う海に投げ込まれます。
この「海」は一見今までの延長線上にある環境に見えます。
仕事を真面目にしましょう、しっかり働いてお金を稼ぎます。上司の言うことをしっかり聞きましょう、朝も遅れずに出社しましょう……大丈夫、アルバイトならしたことあるし、それが少し規模が大きくなったくらいだろう、何となくそんな気持ちでその「海」に私たちは浸かることになります。
しかし、現実は全く違います。
今までとは桁違いの時間の拘束。
自分とは全く考え方の違う上司との付き合い、結果が出ないことによるプレッシャー、さりげなくやりたくない仕事を押し付けてくる同僚、言うことを聞かない部下、業績を認めてくれない上司……
そして一番大事なこと、それはこれらの環境から
「そう簡単には逃げられない」
という現実。
私たちは「心」で生きています。
心次第で乗り越えられることもあれば、心次第で命が断たれることもあります。
つまり幸せになるのも、不幸せになるのも「心」次第。
自分の「心」をうまく理解して、コントロールすることができれば、人生は豊かなものになるのは間違いありません。
特に後に述べる「感情人間」タイプの方はそのコントロールを知るだけで、損をしていた8割の人生が戻ってきます。
何を隠そう私自身がそうだったのですから。
ここでは、私自身の経験を踏まえ、絶望のどん底を這いつくばり、毎日のように「ここで事故にでも遭えば、もっと楽になるのかな……」という恐ろしい考えまで至った日々から、どうやってここまで立ち直ってきたのかを述べます。
同じように今悩んでいる人がいたら、もし少しでもその現場を解決する助けになればと思い綴ります。
まずは症例をご覧ください。ひょっとしたら今のあなたと共通する点がいくつも見つかるかもしれませんよ。