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イーロン・マスクのやり方は、スペースXでの経営の仕方と同じ。でも、一般人はついていけない。
イーロン・マスクが、「すべての連邦政府の職員は、先週何をしたかの報告をしなさい。応じない場合は辞職とみなされます。」とXに投稿したというニュースは日本でも既に流れています。
この後に、政府職員のもとには人事管理局から、「24日午後11時59分」までに、先週の成果を箇条書きで5つ程度あげるよう求めるメールが届いたということらしい。現在24日東部時間午後11時48分です。イーロン・マスクの命令のメールは、人事管理局から送信されたようですが、当の人事管理局は、言うことをきかなくても問題ない、出したい人は出してもいいという対応をしているらしく、現場は右往左往している、それを越して、「無」の状態らしい。
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我が子Aは、スペースXに長期インターンに行っていたことがあるが、その時の彼のやり方もこんな風に強引だった。彼が(我が)子Aの直属のボスではなかったが、その直か、一階層下の階級のボスが、子Aのボスで、イーロン・マスクののやり方を踏襲して、似たような態度だったらしい。
子Aのボス「この設計で、何%の成功確率か?」
子A「80%は行けると思います。」
子Aのボス「100%にしてきてください。」
いやいや、100%なんて言ったらうそになりますから。
でも、子Aは、ボスが聞きたいフレーズを言わなかったので、雇用期間の延長や、インターンシップ中の働きを評価されての本雇いはありませんでした。もちろん、これ以外の理由もあったかもしれませんが。
だいたい、イーロン・マスクは、100%成功する設計を要求してロケットを作らせているようだけど、実際には、ばんばん空中爆発しているじゃないですか。まぁ、とてつもない成功も収めているから素晴らしいのではありますが。
イーロン・マスクの言動で、現場は引っ掻き回されているようです。イーロン・マスクは、これまで、いくら彼のやり方で自分の会社を何度も成功に導いてきたからって、公務員という就業習慣を持つ人たちに、同じ論理・態度で経営をできるはずがありません。公務員には公務員の良さもあります。内部では、命令系統がわからなくなって、皆、どうしていいかわかりません。イーロン・マスクの率いる政府効率化省は、この件に関しては、現在のところ、効率化はおろか、給料だけはもらって多くの職員が働いていない状態です。この時期に、税務署も、国防総省もたくさんの職員が解雇されています。
この混乱につけこんで、外国からのテロリストのみならず、内から似たような人が出てきても、不思議ではありません。すごく、恐ろしいです。私個人としては、人が集まるところにふらふら出かけないでいることくらいしかできません。