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高校無償化が行われる理由

今回は短めの記事

高校無償化が行われる理由は「子育て世代の経済援助」ではなく、
少子化世代に向けての公立高校の再編が目的なんじゃないかと思っているという話

少子化で高校が余る

よく考えたら当たり前の話だが、2016年以降超高速で少子化が進行しており、子供が昭和末期生まれの半数くらいになる
となると、高校が半分くらいしかいらなくなるのは当然だ

ここで問題になるのは、私立高校を撤退させるのは簡単ではないということだ
廃校に公が関与することはできないので、自らが撤退しますといわない限りは残り続ける

なら公立高校を減らすしかないのだが、公立高校を減らすと貧困層が通える高校がなくなってしまう可能性があるという問題が生じる
そうなれば公立高校を減らすときに猛烈な反対を受けることになり、スムーズに進まなくなるだろう
だったら彼らが私立に通えるように無償化すればいいという話になったのだろう

現に、公立高校を半減(くらい)させると宣言している県も存在する
もしかしたら、公立高校をたくさん維持するよりも最小限にして私立に投げたほうがコストが安いもしくは大差ないというのもあるかもね
その辺はよくわからないけど

ただ工業高校だけは守ってほしいなあと思う
産業にとって大事な存在なので

最大の問題は大学

当然、少子化最大の問題は大学だ
下位層の受け入れ先が私立大学で、前述したとおり私立は簡単には廃校できない
国公立は数が少ない

学歴があってもコミュ障はアウトというのが、筆者がこの活動を始めた10年前よりは浸透し始めている
まだキャズムを超えられていない感があるが、あと5年あれば高校生にも浸透すると思う
今の小学生は発達障害の診断のある人も多く、少なくとも彼らが大学へ行ってもその先はいばらの道であるということくらいは広まっていくだろう

そう考えると進学率は行って60%だと思う
通教も流行っていることから、通学制の比率はもっと下がるかも

その私立大学たちが素直に廃校になるか、ゾンビのまま経営を続けるかは不明だがどちらにしても当事者にとってはキッツイ展開になるだろうね
公立高校がなくなっても、新規採用を絞りさえすれば減少分を賄える感じで、どうせ人気もないので現状の公立校教員にとってはノーダメくらいな感じだが、大学はそうはいくまい

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