人を傷つける方が傷つけられるよりも傷は残る
今回は、人を傷つける方が人から傷つけられるよりも、その傷は残ってしまうよね、という話です。
傷つけられた経験の方が辛くて残りやすそうですが、人を傷つけてしまった経験の方が記憶に残り続けて後々自分を苦しめると思うのです。
そのような話をしたいと思います。
人を傷つけてしまった経験というのは誰にでもあると思います。
若気の至りで片づけられれば良いのかもしれませんが、残り続けていませんか?
自分のことが嫌いという感情が後々まで続くように思います。
ある研究があります。
人を傷つけると、自分を嫌いになるのです。
人をやっつけると、気分が良さそうな気がしますが、現実は違います。
自己嫌悪になるのです。
傷つけられたことによる傷つきは、助けを求めやすいです。
人に相談したり、カウンセリングを受けたり、癒しを求めたりできます。
一方で傷つけたことによる傷つきは、助けを求めにくいです。
罪悪感があり、自分はひどいことをしたのだから救われるべきではないと思うのです。
私も人を傷つけてしまったという昔のことをふと思い出して自己嫌悪になることがあります。
NLP(神経言語プログラミング)を私は習得するために学びました。
NLPでは過去の嫌な体験の記憶をイメージの力で変えていくことができます。
その結果、嫌な記憶にとらわれなくなります。
NLPを学ぶ中で先生から様々なワークを受けて、過去に傷つけられた体験を癒されることを体感しました。
傷つけられた体験というのは、語りやすいのでワークのテーマによくしていました。
しかし、傷つけてしまった体験というのは、罪悪感から語りにくいのでテーマに取り上げることができませんでした。
そのため、NLPを習得した今、自分で一人ワークをして癒しているのですが。
ときには自分が傷つきたくないために人を傷つけてしまうこともあるかもしれませんが、後々自分に効いてくる。
今回は、人を傷つける方が傷つけられるよりも傷は残る、という話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考文献】
『世界最先端の研究が教える新事実 人間関係BEST 100』(内藤誼人 総合法令出版)
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小林いさむ|公認心理師