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無痛分娩レポ

こんにちは。心理士さゆちゃんと申します。

私は2024年9月に計画無痛分娩で第二子を出産しました。
初めての無痛分娩だったため、未知の部分や不安も大きく、当日が近づくにつれてネットでレポを漁る毎日。
同じ出産はないですが、他の方の体験を読むことで安心できたところもあるので、私も自分の経験をこれから無痛分娩をされる方にお伝えできればと思って記録に残しておくことにしました。

計画無痛分娩の注意点、懸念点

2020年に第一子を出産したときは、微弱陣痛&赤ちゃんが大きかったのもあり、分娩時間はなんと37時間。
産後の身体へのダメージも大きく、なかなか体力が回復しない中で慣れない育児がスタートして心身共に疲弊したので、次があるなら無痛がいいなと思っていました。

私が出産する病院は計画無痛分娩のみ。
無痛をするにあたり、事前に先生からいくつか注意点の説明がありました。そして私も初めての経験なので気になる点も。

①計画無痛なので事前に出産日を決める
促進剤&麻酔を使って出産に臨むため、陣痛がきてから麻酔を入れるということは基本的にできないとのことです。
上の子の時は「赤ちゃんに自分で誕生日を選んでほしい!」と思っていたので、今回はそれが叶わないことが少し残念でした。

②無痛分娩だけど痛みが全くないわけではない
先生によると、麻酔を入れることで陣痛の痛みが2割くらいになるそう。
完全無痛になるといきめなさそうだなと思っていたので、これは許容範囲でした。

③麻酔を入れると食事NG
飲み物はOKだけど食事はできないとのことで、ゼリー飲料を早めに買い込んでいたのですが、それは無駄になってしまいました。

当日までの流れ

事前に入院日を決めるとのことでしたが、実際にはギリギリまで診察の状況をみながら分娩日を決めてもらえました。
私の場合は37週に診察してもらった際、既に子宮口が2cmほど開いているとのことだったので、3日後にもう一度診察→柔らかくなってきているので4日後に決定となり、37週の最初の診察からちょうど1週間後に出産しました。

ちなみに入院前日にいつもと胎動の位置が変わり、「赤ちゃんも向きを変えて準備しているのかな?」と思いました。

当日の流れ

8:00に病院入りし、入院手続きを済ませて分娩室で待機。夫も立会可能。
麻酔を入れるまでNSTで様子見。

8:30
先生の内診。その流れでバルーンを入れる。ネットで見てたら痛いと書いてあったからめっちゃビビってたんだけど、そうでもなかった。何か挟まってる違和感はあり、座るのがちょっと怖い。

8:55
車椅子でオペ室入り。
麻酔のチューブを入れる場所を探るため、座った体勢で先生がグリグリ腰を触るがこれがめちゃくちゃ痛い。そして麻酔を入れるための前かがみ姿勢がうまくいかず(バルーンの違和感も相まって私の身体が左に傾いてしまうらしい。笑)、先生も悪戦苦闘。
数分格闘し、ようやく局所麻酔。これも痛かったが、その後麻酔のチューブを入れる時に背中がだる重いような変な痛み。
テスト麻酔を注入。効いてくるまでしばらく待つ。脚に若干の違和感。冷たさなどは感じなくなる。

9:45
分娩室入り。
赤ちゃんの向きを変えるためにビーズクッションの上で四つん這いになる。そのまま促進剤も開始。右足が痺れてくるが、麻酔のせいというより四つん這い体勢のせいかも。
出血あり(おそらくおしるし)。 

10:20
赤ちゃんの向きが変わってきたので先生の処置。
人工的に破水させるとのことで、「もう麻酔入れる?」と聞かれ、(とりあえずテスト麻酔は入ってるしな…)と思った私、「いけます!」と言ってしまう。
が、これが間違いだった…
グリグリ奥まで押されて激痛!
思わず「痛い〜!😭」と叫ぶ。
破水して羊水がなくならないように人工羊水をつなぎで入れるらしく、中にチューブのようなものを入れたらしいが痛みでわけがわからない。知らぬ間にバルーンもどこかにいっていた。

10:30
処置が終わってから麻酔を入れてもらう。徐々に冷静になる。処置の前に入れてもらったらよかった…と後悔。
「痛くなってきたらこのボタン押してね」と、自分でも少量ずつ麻酔を追加できるボタンを貰う。
陣痛自体は2〜3分間隔で来ており、生理痛くらいの感覚。痛くなってくるとソフロロジーの呼吸で乗り切る。喋る余裕あり。
麻酔の左右差があり、効きにくい側を下にして寝転ぶ。

11:30〜
3回くらい自分で麻酔のボタン押す。
前回の出産時は食事どころじゃなかったけど、今回は(お腹すいたな…)と思う余裕あり。
途中ちょこちょこ内診、尿を抜いてもらったりなどの処置。
右側の方が麻酔効いており、右脚を自力で動かせない。

13:00過ぎ
ちょっと痛みが強くなってくる。
しかし左右差あり、子宮の右側は全く痛くないが左が痛い。
悩んだけど麻酔追加してもらうとすぐに効き出す。ここから痛みゼロに。

14:00
子宮口全開になってる!とのことで急にバタバタ。
「いきんでみる?」と言われる。しかし痛みゼロの私、(こんなんでいきめるんか?)と不安。
ただ陣痛が来るとお腹が張る感覚は分かる。それに合わせて助産師さんがお腹を押してくれるので、息を吐きながらそこに力を入れる。
下半身には力は入らないがお腹は動くので、とにかく腹筋に全集中!腹圧!って感じ。
痛みはゼロ。しかしベビが産道を通ってくる感覚は分かる。頭がちょっと出てきてるタイミングで、ベビの頭を触らしてもらい、「すごいー!」と言う余裕あり。

14:21
「もういきまなくて大丈夫!」とのことで、息を深く吐きながらリラックス。助産師さんが取り上げてくれて誕生。
上の子の時はもっと色が黒めだった?ように思うけど、めっちゃ綺麗な色した赤ちゃん!親も子もノンストレスで出てきてくれました。

所感など

完全に無痛にはならないと聞いていましたが、誕生時には全く痛みを感じない出産になりました。
痛みがないといきめないのではと不安でしたが、それもお腹を動かすことで乗り切れました。
私の友達には「子宮口全開になってからは麻酔が効かなくなった!」と言っている子もいたため、これも個人差がかなりあると思います。
産後も疲れはありますが心身共に余裕があり、回復も早かったです。

また、「誕生日を自分で選んでほしかった」というところも、実際にはギリギリまで様子をみて分娩日を決めてくれたり、前日に赤ちゃんが準備をしているような様子があったり、当日におしるしが来たりなどもあったので、結果的にこの日を選んでくれたのかなと思っています。

無痛に関しては色々なメリットやデメリットがあると思いますが、私は本当に無痛にしてよかったなと思っていますし、これから出産される方には全力でおすすめしたいです。
痛みがなくても出産の感動や我が子への可愛さはちゃんと感じられますよー!と声を大にして言いたいと思いました。

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