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Upper Right #3 SP

ギョーカイの片隅から右上へ。そんな右斜め上に向かって歩きだしていく自己満ポッドキャスト番組もどき、Imaginary FMからお送りするUpper Right。第3回目にして今回はスペシャル回です。

改めましてこんばんは。レツこと新劣化大残党です。アッパーライトの投稿で言うと約2週間以上経ってしまいました。更新を滞らせておいてスペシャルとは何ぞやと。ええ、そうですね。おっしゃる通り。スペシャルかというと1mmもその要素が無いかと言われれば嘘になりますが、もったいつけるのはここまでにします。

SP。Special Policeです。もう一単語「D」があるともっと良いのですが…。

Vシネクスト。特捜戦隊デカレンジャー20th。ファイヤーボール・ブースターが6月7日に公開されました。いつぶりかわかりません。封切りで映画を観たのは。

で、いきなり結論ですが、「納得」が感想です。デカレンジャーは刑事ドラマ感、いわば1話完結型で展開されていた当時。それが今作でも変わらず。20周年というのは確かに素晴らしく奇跡みたいなもの。10周年作品の時の冒頭のナレーションにもあったんですが、それだけの月日が経てば、同じ釜の飯を食う時間がいくら長くとも、それぞれの道を歩ませる。というか歩まざるを得なくなる。ずーっと一緒というのは限度がある。でもその限りなく奇跡に近いことを感じさせない20年間の積み重ねの先にある今作。映画を観た後に各種媒体で演者さんのインタビュー等を聴くと、今作は「特捜戦隊デカレンジャー Episode1000」とのこと。台本を受け取った演者さん達にすら少しの「肩透かし感」を与え、プロデューサー側としては「それが狙い」とまで。

で、ありながら今作は類を見ない「意欲作」でもあります。これでもかと押し出される高知県の魅力の数々。そして、半ば強引ではありながら「高知県でなくてはならない理由」がストーリーにきちんと盛り込まれていました。いちファンとして、高知県に足を伸ばすことは難しいが、なんとかして考えたいものです。

戦隊特有の「物語終盤の名乗り」、「作品当時の“お決まり”とされるあれこれ」など。事件解決後のシーンを観た時には、泣くところでもないのにジーンと来ている自分がいました。(これが…感動か。)

レイトショーだったため、いわゆる「大きいお友達」がシアター内にたくさんでした(笑)。自分と同じ直撃世代と思われる男性、友達同士で来ている人もいれば、彼氏彼女らしい人たちも。仕事終わりに駆けつけたと思しきOLさんもいたり。一方でもちろん家族連れも。子どもの手を引くお母さんの姿。お母さんが直撃世代なんだろうなぁと思いつつ。自分がそうやって育ったということは子どもにも見せるよね、特撮。なんて。私レツが座った数席隣は親子3世代。見た感じはお母さんが直撃世代。映画鑑賞前に聞こえてきた会話からすると娘さんが影響されて当時の作品を履修中。現在youtubeで無料配信が始まったばかりのハリケンジャーの話を。もう一人はおじいちゃん。まあそのお母さんのお父さんにあたるのでしょうけど。めちゃくちゃ博識でした、流石。

さて、この辺にして今回は曲紹介をして終わりましょう。これを読み終えたあなたは是非とも各種媒体で聴きに行って下さい。今作、『ファイヤーボール・ブースター』のために、当時主題歌を歌っていたサイキックラバーが新たに録り下ろしました。原曲の良さはもちろんそのままに。サビ前の応酬っていうか合いの手?っていうんですか?あの部分(笑)。表現が拙くてすみません…ファンの方には分かってもらえると思うのですがあの歌詞。「5!Get on!」だったのが「5!6! Get on!」となってました。実は同日夜に放送された「東映公認 仮面ラジレンジャー」で知ったんです。今作、作成にあたって一番奔走されたであろう吉田友一さんが、「20年の時を経てようやく仲間に入れた」というのはクスッと笑えるなんとも微笑ましい話でした。では、今回はこの辺りで。レツこと新劣化大残党でした。

ではでは改めて、

サイキックラバーで、

『特捜戦隊デカレンジャー20th ~ファイヤーボール・ブースター~』


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