投球時にトップポジションと注意点
投球時にトップを作るとかトップの位置などの言い方でよく聞きますがトップポジションとはどの時を言うのでしょうか?
踏み込み足が地面に接地した時(コッキング期)
ちなみに足が接地したときとは踵など足の一部がついた時か完全に足がついた時かは選手により違ってきます!ただ例外を除いてはこの時がトップポジションになります。肘を上げた時の最高位になります。踏み込み足が地面に接地した後はアクセラレーション期(加速期)に移行して体重移動や肩や肘が投球動作にはいるのでこのときに肘をトップポジションを作ることは難しいです!ただ一部の選手で肩や身体の柔軟性や使い方でトップを作るのがコッキング期から多少遅れても作れる選手がいます。
このトップにはいった時、地面に足がついたときに身体が開いてしまう選手が多いです。この時は、骨盤がに対して両肩を結んだ線が後ろ脚側に約27°程度回旋していると報告されているそうです!つまりこのときに肩が投球方向に開いているのが身体が開くと言えます!骨盤や上体などの回旋運動や投球動作は足が接地するまでは開始しないで力をためていないといけません。
この時に我慢ができない・身体がつっこむなどの投球動作の破綻が投球障害に繋がります!
投げ急ぐと損をする
トップを作る前の後ろ脚に体重を乗せ足の接地後の体重移動や投球準備に備えるのも大切でこの区間で運動に気をつけないといけないこともあります。
まず後方荷重になっていないか?ケツが落ちていないか?上体が背中側に倒れて(反って)いないか?
足を上げた状態から続きそこから前足の接地までが早い・急ぐ選手がいますがこれは勢いをつけるために早くするのか?身体がつっこんでいるのか?確認しないといけません!あくまで投球は地面に足が接地してからが体重移動・身体の回旋など力を溜めていたもの爆発させるのでそれまでは我慢しないといけません!この区間を早くしてしまうとトップを作るために時間ができずに肘が下がってしまう恐れがあります
その他に後ろ脚に体重が乗せられずに上体が突っ込んでしまい身体が開いてしまう恐れもあります!指導者には後ろ脚の膝を内(前)に入れろと指導するかたがいますが、これは上体の突っ込みや後ろ脚に体重を残せない(乗せれない)ことがおこる可能性が高くなります!この時は後ろ脚の股関節に体重を乗せなていないといけません!
大谷投手の投球をみていただくとわかりますが、足を上げてから前足が地面に接地するまでの動きをがゆっくりでトップを作る手や肩・肘の動きにゆとりがあります・そして、前足が地面についた瞬間に力を投球方向に爆発させています!
体重が残せているか?上体が突っ込んでいるかの目安として地面に前足が接地した時点で上体が両足を結んだ線上の中心の前にあるか?後ろにあるかで診る事ができます。
他にも、肘を背中側に引きすぎていないか?投球方向につま先が向いて膝がが開いていないか?最初に書いた上体や骨盤が正面に開いてしまっていないか?上体がつっこんんで体重移動が終わってしまってないか?上体が背中側に倒れていないか?
これらの投球不良は意識やクセもありますが、身体の柔軟性(関節)のなさのせいおこってしまう事も多いです!猫背だったり!
投球フォームを確認するときはビデオ撮影をし、前・後ろ・腹側の3方向から取ることをお勧めします!できれば4方向から取るのがいいですが。