投球時に肩・肘にかかる負担
野球の投球時に125kmの球を投げた際に肩・肘に合わせて約85kgの負荷がかかるそうです!!135kgだと約100kgの負荷がかかるそうです!
投球時の肘にかかる外反トルク
投球時の肘への外反トルクは成人で約64Nm・小学生で約28Nmかかるそうです。肘の内側靭帯の強度が19~34Nmと言われています。 強度が最大で34Nmなのに64Nmもかかっている!?ただ、骨・関節包・筋肉などの組織で負担を分担し靭帯にかかる負担を半分までに減らしてくれます!それでも内側靭帯には32Nmほどの破断するほどのストレスがかかっています!
小学生のだと約28Nmの半分の15Nmほどの負担が内側靭帯にかかると言われています
投球フォーム不良だとかかる負担が倍になる?!
フォーム不良でよく言われる肘下がり・身体の開きなどがあると外反トルクが増大してしまい内側靭帯の破断強度を簡単に越えてしまいます。肘にかかる負担の数値は最大120Nmほどかかると言われています。内側の靭帯には60Nmほどの負荷がかかる計算です 小学生だと内側靭帯に30Nmほどの負荷がかかっている計算になります
大人の破断強度が34Nmなのに小学生が30Nmもの負担が内側靭帯にかかっているとなるとどうなるかは想像つきますよね?
障害を起こすのは内側靭帯だけではない!
内側靭帯が骨についている所がむしれて骨が剥離してしまう事もあります!内側では外反ストレスで引っ張られてますが外側では関節に圧迫・剪断のストレスがかかります。外反トルクが強くなるという事は圧迫・剪断ストレスも強くなります。すると離断性骨軟骨炎という関節の骨がはがれてダメになってしまう恐れがあります。
投球フォーム不良をほおっておくと選手がケガで苦しみ・悩むどころか選手生命が終わってしまう恐れがあるので選手・指導者など注意して下さい