投球は肩の回旋or肘の伸展でなげる?
ボールを投げる時に肩の回旋(ひねり)を意識しますか?もっというと肩から肘・手先全体をひねる意識をしていますか?それとも肘を伸展(のばす)もっというと肩から手先を投球方向に伸ばす意識をしていますか?
結果から言うと肩の回旋で投げてはだめです!
肩の回旋で投げると肩の負担が強いです
いわゆる投球でいう肩の筋肉とは回旋腱板・インナーマッスルといわれるものを指します!回旋腱板は小さい筋肉であり肩を動かすのではなく肩を安定させる作用が強いです!回旋腱板を肩の回旋運動として使ってしまうとすぐに疲れてしまいます!すると肩の安定性がなくなってしまいます!すると肩の負担が強くなり肩の障害が起こります!
ここでいう肩の回旋・肘の伸展とはリリース時のことをいいます!
リリース時に肩の回旋(内旋)で投げている投手と肘の伸展で投げている投手とでは肩の回旋(内旋)で投げている投手に障害が多かったとデータで出ています!
肘の伸展で投げているというよりは、肘が伸展できているといったほうがいいでしょう!
トップの時に肘が90°以上曲がってますか?
なぜ90度以上肘が曲がっていないといけない?それは加速期に上体が回転していくと肘が90度以上曲がっていると体の回転に肘の動きがついていきます!しかし肘が伸びていると体の回転に肘がついていきません!
難しくいうと肘が90度以上曲がっているとモーメントアームが短くなるために速く回転できます!肘が伸びているとモーメントアームが長くなるために回転が遅くなります
フィギュアスケートで回転している時に腕をたたんでますよね?大きく回転するときは手を広げ小さく速く回転するときは手をたたんでますよね?
投球の場合体の回転が遅くなるのもありますが、肘が前に出てこないために体の回転が先に終わってしまい最後手投げになってしまいます
なぜ腕や肘が遅れたらだめかはこちらを見てください
肘が90度以上曲がってないと肘の伸展ができない
肘が90度以上曲がっていると加速期からリリース時に十分に加速して肘を伸展してなげることができます!しかし!
肘が伸びていると加速期からリリース時に十分な加速が得られず、腕も遅れて出てきてしまうために肘の伸展ができずに肩の回旋を使ってボールを投げてしまいます!
肘の伸展ができているかの診かたや練習方法はまた別の機会に書かせていただきます!