投球期の肩の負担のかかり方
投球時のどの時にどの部分が痛むのかわかると治療やフォーム修正のヒントになると思います
後期コッキング期
肩の前方
前関節包 上腕二頭筋腱の炎症
肩の外旋・水平外転による伸長ストレス
肩上方
腱板損傷 肩峰下インピンジメント
肩峰 上腕骨頭 烏口突起の衝突 腱板の挟み込み
関節唇損傷
肩の回旋 捻転力によるストレス
肩後方
関節窩 腱板損傷 インターナルインピンジメント
関節窩と上腕骨頭の回旋時の腱板損傷
加速期
肩前方
上腕二頭筋の炎症 ストレス
肩の外旋 水平外転のストレス リリースまでの捻転ストレス
肩上方
腱板 関節唇の損傷
肩の回旋 捻転ストレス インピンジメント
フォロースルー期
肩前方
上腕骨近位の骨端線離開(リトルリーグショルダー)
成長期の選手のフォロースルー時の牽引 捻転ストレス
投球過多 投げすぎ
肩後方
棘下筋の炎症
牽引ストレス
肩甲上神経ストレス
牽引ストレス
投球時のどの時にどの部分に痛みが出るのかがわかるとどのようなフォーム不良があるのかが想像できます!
例えば
肩の前方に痛みがあるのであれば肩の水平外転・外旋が過度になっている
肩の上方だと肩峰下インピンジメントで肘下がりの可能性や肩甲骨の可動性の問題や猫背なのか腱板のタイトネス
肩の後方だとインターナルインピンジメント 肘の引きすぎやフォロースルー期の体の回旋不足 股関節の可動域低下
などなど