腕や肩が遅れてくる・しなる事はいけない
投球時に腕が遅れて出てくるのがいいんだ!しなっている方がいいなだ!と耳にしますが、腕や肩がしなったり腕が遅れて出てくることはよくありません!
腕や肩がしなっている!遅れて出ているように見える事が大事!
言葉通りなのですが腕や肩がしなる・遅れると肩や肘を壊します!
投球時に肩は110°前後の外旋をします、これ以上外旋してしまうと肩を壊してしまいます!しかし、実際見てみると110°以上外旋して見えます!
なぜか?実際には胸郭(胸椎)や肩甲骨が動くことにより肩・胸郭・肩甲骨全体で約150°外旋しています!これに+肘や前腕・手首の動きを加えるともっと外旋します!(外旋しているように見えます)
フットプラント(トップの位置)と加速期でのボールの位置はあまり変わりません!言葉で説明するのは難しいのですがボールと頭の距離が変わりません!これはトップを作ってから加速期の身体が投球方向に移動しているが肩や胸郭などが外旋する事によりボールの位置が変わらないのです!
今の説明がよく聞く腕や肘などボールが遅れて出てくると言われる現象です!単純に肩や腕・肘などが遅れて出てきてしまうと肩や肘を壊してしまいます!
ちゃんとした投球フォームに身体の可動性があってこそ腕がしなって見え腕やボールが遅れて出てくるように見えるのです
身体の柔軟性・可動性・ケアが大事
先ほど書きましたが肩自体は110°前後しか外旋しません!それ以上外旋してしまうと壊れてしまいます!
外旋がし過ぎてしまう原因とは何か?もちろん投球フォームの不良もありますが、腰や胸郭の可動性(柔軟性)があるか?肩甲骨は動いているか?股関節の柔軟性は?肩のタイトネスはあるか?
投球は肩だけで投げるわけではありません!腰や胸郭などの可動性(柔軟性)がないと肩が足りない分の可動性を補うために外旋が強くなってしまい110°以上の外旋を強いられてしまいます!肩への負担を増やさないためにも身体の可動性や柔軟性の獲得が大事になります!そして、身体のケアも大切になります!身体のケアを怠ると肩のタイトネスや身体の可動域の低下を起こしフォーム不良や肩の負担増加の原因になります!
僕はよく野球やっている選手には足・股関節の柔軟性を大切にしなさいと言います。ただ、学生はあまり真剣に聞こうとしません!僕の指導力不足もありますが指導者の方々は選手にケガをさせないためにも身体の柔軟性を獲得させて身体のケアなどにも気を使って下さい