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まだまだ序章なんですよ [vs盛岡]
2023年4月16日。
雨はすっかり上がり、絶好のサッカー日和。
奈良クラブは2週に渡ってのアウェイ戦を1勝1分けで終えてホームに戻って来た。
今日もメインスタンドから。
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今日はメインスポンサーの大和ハウスの冠がついた試合。
すぐ隣にあるアリーナではバスケチーム「バンビシャス奈良」の試合も。
奈良県民にとって、「誇るべきもの」は歴史しかなかった。あと、鹿さんと。
そこに、スポーツが加わる。
現在進行形、そして未来形で語れるもの。それは、今までの奈良にはあまりなかった。だから、奈良で生まれても出て行く人が多かった。
これからは、どうなるのか。
奈良が勝つ!
この言葉は意外と大きな意味を持つかも知れない。
イベントが行われていた。
子供向けだろうか。
無数のシャボン玉が空に舞い上がる。
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奈良のスタグルとしては定番となりつつある、「奈良厶マサラ」と呼ばれるカレー。ネパール風らしい。
これは他サポさんにも文句なしにオススメ出来る。万人に好まれる味だ。
と言いつつ写真は撮ってない。スマヌ
今日の相手はいわてグルージャ盛岡。昨年J2にいた上にJ1経験者も加入して強化を計っている。強豪と言えよう。
結果を言うと。
1-0の勝利!
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今の奈良クラブは守備が本当にしっかりしていて安心して見ていられる。だから「ここは我慢して」という時間帯を作れる。
今回はホームスタンドから見て終始右から左へなかなかの風が吹いていた。風下の前半は我慢、そして風上の後半に勝負をかけた。その作戦が見事にハマった印象だ。
奈良クラブは策士のチームだ。
これで4位浮上。
J3参戦初年度からインパクトを与えられている。
素晴らしい。
サッカーでは結果を出せている。これが奈良県民、特に小中高という未来ある世代にどれだけ印象を与えられるか。
綺麗事ではなく、奈良クラブは奈良の未来を照らそうとしている。
今回の観客数は1496人。大した事のない数字かも知れないが、これは動員目当てのタダ券配りで人を集めていた昨年とは違う。人気は根付きつつある。
あとは何かしらのきっかけがあれば。
好成績が一番なのは言うまでもないが。
チームの好調もあってかJリーグ全体からの注目度も上がっているようで、公式からこんなツイートが。
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— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) April 16, 2023
タオルを振りながらみんなで行進👀✨
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奈良クラブ 観客席の楽しそうな応援の様子をお届け😊🙌@naraclub_info pic.twitter.com/EGqqxR8och
私も参加した事があるが、実際楽しい。
ゴール裏に関しては昨今物騒なニュースがちょいちょい出ているが、ここは間違いなく平和。
そしてこの風潮は、サポーターの皆さん自身が作り上げたもの。
こういう面でも、Jリーグを引っ張って行ければ。
新参者だからこそ、新しい風を吹かせられる。
奈良クラブは可能性の固まりだ。
まだまだシーズンは序章の段階。
それでこれだけいいものを出せている。クラブへのクラファンも目標達成したという。
選手は勿論だが、サポーターを含めて頑張らないと。
かくいう私もその中の一人。