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まだまだ、これから。[天皇杯一回戦vsホンダFC]
2023年5月21日。
天皇杯1回戦、対Honda FC戦。
何としても勝って欲しいと、私はいつも以上に意気込んでいた。
勝ったら鹿島との鹿ダービーだと良く言われていたし私も意識はしていたけど、それよりも。
今回も、奈良県代表決定戦の時と同じく、リーグ戦であまり出場機会のない選手を中心にメンバーを組む事が十分予想されていたから。
出来ればレギュラー陣を増やして欲しかったが、これは監督の決める事で。
だったら、それでも勝てる事を証明して欲しいと思っていたから。
いつもより寂しいスタジアム前。スタグルは「一応ありますけど」的なアナウンスだったので期待はしてなかったけど。
3件だけ。うーむ。
とりあえずビール、は確保出来た。
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今日はリーグ戦とは違い、天皇杯であってJFAによる運営なのでゴール裏が閉鎖されてバックスタンドの方が開放される。よって今日はここから。
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Hondaさんはバス2台で応援ツアーを組んで来たようで気合の程が伺える。
会社関係の人たちはメインスタンドに陣取った模様。で、サポさんたちは我々の前を横切ってバックスタンドに行くという何か妙な形に。
こういうのも、まあたまにはいいか。
で、試合開始。
結果を言うと。
0-1、敗戦。
奈良クラブにとって、今年の天皇杯は終わりました。
大阪戦と同じく、負けた気がしない敗戦。だからこそ、とてももどかしかった。負けた気がしない一方で、点の入る雰囲気もなかったし。
ただ、選手たちは奮闘しているのは見てとれた。だから、この試合、私は今までで最も声が出たように思う。
チャントが流れていない時も、選手の名前を叫んだ。こんな事は今までなかった。
しかし、願いは叶わなかった。
前回に引き続き。
というか、前回よりもなおさら。
この敗戦をどう捉えるかは一層大事だと思った。
厳しい事はいくらでも言える。
だがよく考えてみよう。
奈良クラブはJリーグ参入初年度なのだ。まだまだよちよち歩きの幼子である。
ネット記事によっては、「ぬるい」「ブーイングも時には必要」という声もあった。
しかしあえて言う。
今の奈良クラブにブーイングはいらない。あってはならない、とまで言えるのではないか。
繰り返しになるが、奈良クラブはまだまだ幼いクラブである。自我が確立しているとは言えない段階で叱りつけると歪んでしまうのだ。今は、芽が出たばかりの花のように大事に育てたい。
加えて。
今の奈良クラブのゴール裏の平和さを称える声さえ他サポさん達から上がっていたりするのだ。
ちなみに奈良クラブは神だぞ
— 👀 (@eye_eye_gos) May 22, 2023
ロードフィールド行ったことあるけど全体の雰囲気死ぬほど良いしサポーターさん達は楽しそうに応援されてるし何より芝生席で試合見れるのが楽しすぎてやばい
絶対に絶対に今年あと10試合は行きたい
楽しく、平和に。それが、サポーターとしての原点だから。
駆け出しで小さいからこそ出来る、楽しく応援する事の素晴らしさ。
それをブーイングという「大人の自己主張」で壊しちゃいけない。
ただ、その一方で。
サポーターとしての情熱は見せていかないと。
奈良クラブのゴール裏(今回は違うけど)はお子さん連れも多い。大の大人が遮二無二になって叫んでる、そんな姿を見せるのもいい教育になるかも知れない。
情熱がないと、現実は変えられないものだし。
そこらへんを考えると、今の奈良クラブの応援風景はいい感じになっている。
というか。
私は、奈良クラブのサポーターさん達が作り出す空間が大好きだ。
だからそこに行く。
理由は実にシンプルなのです。
「アッコちゃん」と呼ばれる横移動の応援も、Jリーグの公式やYAHOOニュースで取り上げられた事もあり、最早奈良クラブサポの代名詞になっている。
参加して楽しい、独自の応援スタイルを確立している。
これが奈良サポのアイデンティティだ、と呼べるものが育ちつつある。
それをじっくり育てて行かなければ。
皆がやってるからという理由だけで真似する必要はないし、無理に玄人ぶろうとする必要もないのだ。
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特に昨今、「Jリーグのサポーター」の態度が何かと物議を醸しニュースになる事が多い。
だからこそ。
他の人の真似をする必要はない。特に、ネガティブな感情を下地に持つブーイングという習慣は、奈良クラブが現在進行形で確立しつつあるアイデンティティにそぐわないのではないかと。
個人的な自己主張かも知れないけど。
愛を感じられるものは守りたいのです。
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悔しさと、希望とが複雑に入り混じった感情を抱きながら。
まだまだこれから、と顔を上げて。
リーグ戦はまだあと28試合もありますから。
私も頑張らなくては…!