プロトアウトスタジオを終了した振り返り
こんにちは、ウエハラ シンペイです。
約半年、プロトタイピング専門スクール「プロトアウトスタジオ」に通っており、その振り返りについて書きたいと思います。
僕が「プロトアウトスタジオ」に通った理由
IT系の企業で10年以上デザインを仕事にしていて、デザインというもの自体に変化しているのを感じています。特に「デザイン思考」という言葉が社会に浸透してからは意匠や設計として物質のデザインというよりもデザインのプロセスそのものがフォーカスされ、「UXデザイン」「サービスデザイン」「デザイン思考」など無形のものもデザインの対象となっていったように思います。
では、そのデザイン的な思考、プロセスとは何かをすごく簡単にいうと「つくる」⇆「調べる」⇆「考える」を繰り返し、ユーザにとって本当に価値のあるものにたどり着くまで試行錯誤することなのだと考えています。
その中でいくつか課題に感じていることがありました。
試行錯誤の回数が圧倒的に少ない
なぜデザイン思考が持てはやされたかは、世の中の変化が早く何が正解かわからない中で試行錯誤すること自体を推奨することに意味があるはずなんですが、予算と期間に制限のある実際のプロジェクトでは圧倒的にその数が足りておらず、半ば正解が見えている前提で、根拠集めとしてのリサーチとプロトタイピングになっている状況を感じていました。
ノーコード・ローコードを活用すれば試行回数を増やせるのではないか?
予算や期間を増やすのは、簡単ではないのでどうすれば試行回数を増やせるかと考えた時にノーコード・ローコードを活用することで一回のサイクルのスピードを上げることでより多くのアイデアを試し、フィードバックを増やせるのではないかと考えました。
そんな時に見つけたのがプロトタイピング専門スクール「プロトアウトスタジオ」
ドンズバでした。俺が求めてるのこれだなって。実は名前自体は数年前から知っていたのですが、行動を起こせず自分の中の課題感のタイミングとちょうどマッチした半年前に入学を決意しました。
実際に通ってみた学びと感想
ChatGPTやプラットフォームを組み合わせれば簡単にアプロケーションができる
初期の授業と宿題がChatGPTとLineを使ったものだったんですが、プログラムなんてほとんど書けない自分でも簡単なアプリケーションなら実装できたのは感動でした。プロトアウトスタジオは基本的にまずは動くものをつくるという理念があり、外部のプラットフォームやAIを積極的に使うからこそ、自分でつくるという体験を数多くでき、その上でテクノロジーを活用できることは学びも多かったです。何より楽しかった。
発信して周りを巻き込む重要性
これまで自分のことをSNSや記事として発信することが少なく、一番抵抗があった部分でした。元々自分が納得したもの以外を人に見せることがめちゃくちゃ嫌で(仕事だと自分のことではないので割り切れる)、強制的に提出する必要のあるプロトアウトスタジオのプログラムはまぁまぁ辛かったです。
ただ最終課題のクラウドファウンディングをすることになって自分の考えた企画を発信することで協力してくれる人が集まってくれて巻き込めるという経験をできて発信することの重要性をすごく感じました
みんな協力的で優しい
これはクラウドファウンディングへの挑戦で一番感じたことです。企画自体というより自分が何か始めようとするときに、周りの人がすごく協力的でSNSや直接コメントくれたりとすごく人の優しさに触れた期間でした。
僕も今後、何か始める人がいたらできるだけ協力しようと少し優しい人間になれたのは一番の学びだったかもしれません笑
最後に
37歳にして新しいことに挑戦して、すごく大変だった期間でした。
もし、プロトアウトスタジオに入るか悩んでいる人がこの記事を読んでいたら、講師や関係者の皆さんが熱意を持って教えてくれるので、まぁまぁハードだけど入学してみることをおすすめします!