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"頑張って一軍の面をしていた人"の話

学生時代、クラスのヒエラルキーを気にして、
自分は一軍だと思っている人を、僕は斜めの目線で見ていた。
その中でも、人を何軍かで仕分けて居た痛い奴を観察していた。

そもそも何軍かだなんて誰が審査するのだろうか?
己の匙加減だと思う。

おそらく明るくて目立っている子を一軍
静かでおとなしい子を三軍
どちらでもない子を二軍で分けて居たのだと思う。

僕は、学生時代男女問わず誰とでも仲が良かった。
自分の立ち位置なんかを気にしたことがなかったから
その時々に気の合う子と過ごした。
俗にいう、一軍だろうが三軍だろうが関係なく、人として友達が多かった。

だから何軍かを仕分けている子を見たときに、この子の将来が気になった。

悲しいが、大人になったら学生時代のヒエラルキーなんて
履歴書にも書けない、ゴミよりいらないモノになるなと思っていた。
だからごく稀に、学生時代の武勇伝を語ってくるやつとは仕事をしないように決めている。

その子もどこかで気づいてくれていたら嬉しい。
そして自分と人を比べない桜梅桃李の人生を歩んでほしい。

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