読書記録『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。』
30代も半ばとなりまして、アンチエイジングみたいなことに次第に興味が出始めた今日この頃。
本屋さんで目に飛び込んできた本。
著者の方はもともと美容に全く興味のなかった50代のおじさん。
ある日電車の窓に写った自分の顔が、死んだお父さんの顔に見えたそうです。肌はガサガサ、目のくまやたるみ、シワのオンパレード。
これはいかんと思い、まずはドラッグストアでスキンケア商品を買うところから始めます。
全くの知識ゼロの状態から、スキンケアを行うことで翌日の肌質がびっくりするほど変わったことから、どんどんスキンケア沼にハマっていく様子を描いたエッセイです。
これはシンプルに勉強になりました。
得たのが以下のような知識。
洗顔はゴシゴシやったらだめ。肌の大敵は摩擦らしく、洗顔料の泡でそっと押すくらいで良い。
→自分はこれまでガソリンスタンドの店員が窓を拭くがごとくゴシゴシやってました。
洗顔後は化粧水と美容液で保湿して、乳液で蓋をする。
→自分はこれまで化粧水っぽいものを適当にバシャッと叩きつけるだけだった。
日焼けはだめ!シミになる。365日日焼け止めは付けるべし。
→これが特に自分はできてない。野ざらし状態でした。
女性には当たり前の知識でも、男の自分には知らない知識ばかり。
男性でもおじさんでも、スキンケアが当たり前の時代なのですね。
それにしてもこの本のタイトルのパンチ力です。
タイトルだけでこの本のトーンや物語が見えてきます。
同じような手法として、ジェラードンのYou Tubeチャンネルを思い出しました。
タイトルとサムネイルだけでオチまで説明してしまう。(なんなら本編を見なくても満足できてしまう)
タイパ時代の戦略ですね。