映画「ララランド」について
映画「ララランド」が好きです。
もう本当に好きです。
「夢を追うことの素晴らしさ」をメインテーマにしたミュージカル映画ですが、一言で言うならばとても切ない物語をキラキラした包み紙でラッピングしたような映画です。
好きです。
物語は、主人公で舞台女優志望のミアが、ジャズのお店を開くことを夢見るピアニストのセバスチャンに出会います。
お互いの夢を応援しながら、時には挫折しながらも二人は愛を育み、それぞれの夢に近づいていくお話です。
ミュージカルシーンが本当に最高です。
映画冒頭の高速道路で人々が踊り出すミュージカル(夢追い人達のメタファー?)、
ミアとその友人の女の子達がパーティーに向かいながら踊るミュージカル(原色のドレスとレトロなセットの雰囲気が素敵)など。
一番最高のミュージカルシーンが、ラスト20分くらいのシーン。
完全にネタバレですが、最終的に2人は結ばれずに終わります。
夢をとるか恋をとるかの天秤で、夢を選択した2人が数年後に再会します。
そのときに「もしもあのとき違う現実を選んでいたら」という架空の回想ミュージカルが始まります。
そのミュージカルがとにかく美しくて幸せに溢れています。
成し得なかった方の現実を美しく描いちゃうのかと。
そのミュージカルが終わり、去っていくミアの後ろ姿をピアノを弾きながら見送るセバスチャンのワンショットで物語は終わります。
この映画のメインテーマが前述の通り「夢を追うことの素晴らしさ」で、裏テーマが言うなれば「夢を追うことの代償」みたいなことかなと思いました。
これまた賛否両論の多い映画ですが、あのラストがたまらなく好きです。
まだ観てない人はぜひ観てみてください。
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