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「人間失格 太宰治と3人の女たち」を観ました
※今回の記事のラストは「そんなあんたが人間失格だよ!」というオチを予定しております
さて、映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を観ました。
主演小栗旬(太宰治役)、監督蜷川実花という前衛的・アーティスティック寄りの映画です。
ストーリー全体的な感想としては、本物の文豪というのは自分の人生を切り売りしてモノを書くのだなあという、月並みな感想しか言えないのですが。
蜷川実花演出だけあって、全体的に「色」と「花」をモチーフにしていることが多いのが印象的でした。
例えば、物語の冒頭で太宰の家族が幸せそうに歩いているシーンでも、周りは一面の彼岸花が咲いていて、行く末を暗示していたり。
彼岸花は割と「終わり」をイメージさせることが多く、それを演出していたのではないかなと。(たぶん)
また太宰と恋に落ちる3人の女性には、それぞれにイメージカラーがあります。
後半で太宰が二階堂ふみ演じる愛人に溺れていくのですが、太宰の奥さんと子供たちが青い絵の具をお互いに塗り合ってじゃれ合うシーンがあります。
その愛人のイメージカラーが青で、家族が、太宰とその愛人の関係に侵されていくのを暗示しています。(たぶん)
あとこの映画には、R-15指定とだけあって、結構お色気シーンがあります。
え、それを見たいからこの映画観ようかって??
いやいや・・
(オチまで3秒前)
(2秒前)
(1秒前)
そんなあんたが人間失格だよ!!
完璧に着地成功しました。