映画の世界観と主題歌がミラクルマッチしてる作品は最高
ところでミラクルマッチってなんだ?
映画の主題歌って、その世界観にマッチしているとものすごくその映画の素晴らしさに貢献すると思います。
主題歌の雰囲気が、作り手がその映画を通して伝えたかった雰囲気を雄弁に表しているように思うのです。
良いパターンが、映画の雰囲気に似た主題歌がかかるパターン。
主題歌がかかった瞬間、「そうそうこれこれ!」となります。
それを上回る最高のパターンがあります。
それは映画の雰囲気とは一見ギャップがあるけど、映画が伝えたかったイメージとミラクルマッチしているパターン。
「そうかこれかーー!!!そうきたかーーーー!!!」となります。
その神がかったパターンの映画、個人的にはひとつだけ。
名作「桐島、部活やめるってよ」です。
↑映画自体の感想はかなり前に書いたので割愛します。
淡々と流れていく物語なのです。
ラストも淡々と、フワッとした感じに終わります。
これはエンディング曲が無いか、淡々としたトーンの曲がかかるのかなと思いきや・・
高橋優さんの「陽はまた昇る」。
激しいギターソロから始まる叫びのようなエンディング。
激情とも呼べるくらい激しく葛藤している曲です。
そのときになってようやく、「あ、この映画は登場人物達が葛藤している映画だったんだ」となります。
淡々と繰り返す日常の中で、内面に抱えた葛藤を描いた映画だということが、ラストの主題歌の雰囲気に表れています。
映画と主題歌がミラクルマッチしている作品があれば、教えてください。
ミラクルマッチってなんだ?
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