失敗こそが財産です
なんだか凄い大袈裟なタイトルになっちまいました(笑)
この年齢まで生きてきて思うのは、失敗こそ学びであり、失敗こそ財産。
失敗をする、間違いをすることで学び、経験から学んだことは
次のステップで活かすことができます。
裏返せば、失敗しなければ学ぶこともない。
そう言って過言ではありません。
大きな怪我や命に関わるような失敗も間違いもあっては困りますが、
そうでなければ過ちというのは財産だと思っています。
実は、審判をしているとそれをもっとあからさまに、
はっきりと切実に感じるわけです。
何事も起こらず、何の問題もなく試合が終わった場合、何事もなく球場を去りますが、選手や監督などから判定に対して問い詰められたりするようなことでもあると、試合後に審判同士で話し合い、反省をし、本来ならどうするべきだったのかを真剣に論じます。
試合が終わった後で、何も議論することもなく、反省をすることもない、
それって2つの可能性がありますよね。
1つは本当に何もなかった。
すべてのプレイが無難に進んだので何事も起きなかったということ。
もう1つは何も考えていないし、失敗を失敗とも気付かないまま流してしまった。
だから反省さえすることもない。
前者の方は釣り用語で言うなら「ベタなぎ」とでも言いましょうか、
何の波風が立たなかったので、また次の試合で張り切って行きましょう!
って感じです。
でも後者の方はちょいと問題かもしれませんね。
何も進歩しません。
話しは少し変わりますが、ある研究者が言ってました。
実験の結果が失敗であっても、それを失敗とは言わないのだそうです。
『これをやっても上手くいかないことが分かった。』
つまり、何かをすればこういう失敗につながるということが実験からわかったので、また一つ確かなデータが蓄積できた。
ということだそうです。
失敗からしか学べない良い例なんだと思います。
くどいようですが、人も審判も、失敗してこそ学びます。
特に審判は、失敗を恐れずに、むしろ失敗しても良いので自身で判断して最も正しいジャッジができように動く、それを最優先すべきかなと。
失敗こそ財産です!
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