情熱や愛で生まれた「あったらいいよね」の事業アイデアを磨くのは、プロマネのセオリーに反するけど、それが勿体ない
プロダクト開発のセオリー的には「あったほうがいいよね」は大体不要。
体験上、ほとんどの場合、担当者とは盛り上がれるが、お金は払われない。わざわざ上司を説得したり、購買や法務を説得する熱意までは生まれなかったりする。
だから、特に事業立ち上げ期は、サービスはシンプルであるべき。「なくてはならない」機能に絞って実装するのがオススメ。PMの腕はそれを見極めることと、強い気持ちで無限のアイデアをボツにすること。
このように発想するPMは非常に多くなっているのではないか。
捨てている「あったらいいよね」の先の事業アイデア
漠然とした「あったほうがいいよね」を数珠つなぎにして、本当に叶えたい欲望を描き出すこと。これが皆出来なくなる。
というのも、よく出来るPMほど「これは何?」と思うものをガンガン没にしてきている。その分、あったらいいよねを99出し切った先にようやく見える100個目のアイデアに辿り着けない。
これは大手企業の研究所なんかが典型ですが、R&Dのガバナンスが効きまくって合理的すぎると合理的なアイデアしか残ってない
するとどうなるか?
愛を注いだ異質なアイデアが生まれない。
あえてこう申し上げておきたい。
新事業なら愛で勝負しなさい。「あったほうがいいよね」を許容して、考え抜く・愛をドバドバ注ぐほうで勝負する戦術を取りなさい
そしてあえていいとこ取りをオススメする。
愛を注いで、出発点はnice to haveでも構わない。でも発展させて「欲望を叶えるために無くてはならない」 must haveなアイデアになるまで、考え続けなさい。考え抜きなさい。動きなさい
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