見出し画像

車の音がしないところ と 夏

先週末、用事があり、スウェーデンのヨーテボリへ行きました。
リガ空港から航空券が片道5ユーロ(690円くらい)という値段、これなら、と気軽に飛べました。(安くてびっくり)
知り合いの車に乗せられ、たどり着いたは海岸沿い。
海岸沿いに岩が浮き出た丘が並ぶ風景は、個人的にスカンジナビアを連想させます。

今は、一年の中で最も美しい時期。
生い茂る緑、鳥のさえずり、草原に落ちる影の長さ、眩しい太陽!
夏の訪れを存分に味わいました。
用事があったから行ってみたものの、行く場所行く場所に自然が溢れ、知らぬうちにリフレッシュをして帰ってきました。

車の音がしないところ

ラトヴィアに来て一年目のころにした、同じ合唱団で歌っていた18歳の友達との会話を思い出します。
週末に何するのか話をしたとき、彼女は言いました。

郊外の田舎のサマーハウスに行って庭で本読んでゆっくりするんだ。
とても静かで、風の音、鳥の声だけが聞こえるところで、座ってただ本を読むのが、好きなんだよね。
車の音もしないところ、とても良いよ。

彼女はまるで、おススメのカフェを勧めてくれるように、目を輝かせてそう言っていました。
当時の私は、いまいちよく分からず…そうなんだなぁ、と思ったくらい。
でも、その年の夏、リガから車で4時間走らせたところにある水道も通っていないような知人のサマーハウスで夏至祭を過ごし、ようやく彼女の言っていた良さを体感しました。

車の音がしないところ。

太陽を浴びて、ただ草原に座る心地よさ

湖で水浴びをする心地よさ

草木の香りを呼吸いっぱいに吸って伸びをする心地よさ!


あの夏至祭以来、あの感覚は定期的に味わいたくなります。

今年の夏

3年ぶりに一時帰国をします。
7月の頭から3週間だけ。地元の島根で主に過ごす予定です。

そのあとまたリガに戻り、7月末にオランダへマスタークラスを受けに行きます。オランダ室内合唱団とのコラボレーションのようです。
当初講師はグレテ・ペダージェン氏が予定されていましたが、急遽変更となり、ロマーノ・マシュー氏が担当することになりました。

そのあと8月、もう一つ、マスタークラスに出れるかな?(結果待ち)
そのあとは9月からの新学期に向けて準備…お引越しです。
行先はまた後ほど…


いいなと思ったら応援しよう!